共創レポート

サポート開始から約三年、レセプト件数が1.5倍に…

甚大な被害が心配された台風10号が過ぎ去り、コロナ禍もかなり落ち着いた
今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今回は、地元熊本にて3年前よりサポート開始、レセプト件数が1.5倍になった
成果事例をお伝えします。改めてですが、レセプト件数とは、1ヶ月間に、
保険診療を受診された方の実人数を表すものです。

ここでは、単に200件のレセプト件数が300件になったという事例ではなく、
私がサポートに入る頃は、ユニット6台にて、レセプト件数600件弱(550〜580件)
の医院様が、大きく3つの取り組みを経て、
3年後の現在、当時より1.5倍の約900件になった事例をお伝えします。

この3年間における「3つの取り組み」とは…
1.マクロンコンサルティングの根幹である「予防管理型システムの構築」
2.アポイントシステム(アポツールBOX)の導入
3.定期検診来院者の皆様に毎月ニュースレター(いろ歯通信)の配布

今回は、3.毎月ニュースレター(いろ歯通信)の配布に関してお伝えします。

この医院様では、毎月の定期検診来院者様(約300名)に
必ずニュースレターをお渡ししております。
先月伺った際、担当のアシスタントO村さんが、私が来るのを楽しみに待っておられ
「社長、今月号持って来て頂いたのですか?
有難う御座います。私も患者さんもアシスタントスタッフも
勉強になるって楽しみにしております。(嬉しい言葉です)」

「さぁ、これから皆(アシスタントスタッフ全員)でカルテに入れる作業をしないと…」

忘れないように、来月来院予定の検診者のカルテに入れられるそうです。
こうすると渡し忘れが無いですよね…

ニュースレターの内容は、お口の健康に関するテーマを一つに絞り、
解り易いように文字を少なくイラストを多用しております。
また、ただ単に渡すだけではなく、チェアサイドにて、一緒に読み、
内容を説明し、理解を深めていただいております。
中には裏面の「間違い探し」を楽しみにされている方も居られるそうです。
こうして、来院される度に、健康に対する知識、価値観は高まっていくのですね…

レセプト件数が、増え続けるメカニズム
1.新患数(紹介数)が増える
2.中断患者が減少し、継続来院者が増える
3.定期検診の来院者数が増える

2.に対して、カウンセリングシステムによる動機づけ(継続通院)と
アポイントシステムによる中断患者の管理

3.に対して、カウンセリングシステムによる定期検診の来院者数増加と予防率の向上

1.は、その定期検診の来院者からのご紹介による増加

取り組む順番は、「 2 → 3 → 1 」の順です。

結果…
・中断者減りました。(レセプト900件超)
・定期検診の来院者数は倍増しました。(150件弱から300件超)
・新患数(紹介患者数)も増えました。(毎月50名、半数以上の紹介者)

この医院様の今後の課題は…
定期検診の来院者増加に対する歯科衛生士の雇用とユニット増
(採用マーケティングと設備投資)、
定期来院者が通院困難になった場合の体制創り(訪問診療体制の強化)です。

「永続的に成長発展する医院創り」に色んな課題は付き物です。

線路の枕木の如く、目の前に現れてきます。
一つひとつ、課題を共に力を合わせ乗り越え、成果創造(ビジョン実現)していきたいと念います。

新卒採用

例年より長い梅雨が明け、やっと夏らしくなった今日この頃ですが…
皆様いかがお過ごしでしょうか?
相変わらずのコロナ禍ですが、最近は新型コロナウイルスに関する
色々な情報が整理されてきましたので、少し安心しております。

今年に入り、このメルマガも実践事例をお伝えして参りました。
・業績向上に関する取り組み
・ケア用品販売増への取り組み
・S P T来院者増への取り組み
・スタッフ育成、給与システム構築サポート
さて、今回は…「新卒採用」についてお伝えいたします。

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私は、現在毎月36医院様に伺うのですが、
この春新卒採用に成功されたのが16医院様(24名)約45%となっており、
中には5年連続新卒採用に成功されている医院様もあります。
中途採用も上手くいっているのですが、
その秘訣と取り組みを一部ご紹介致します。
最終的には、医院の総合力になるのですが…
まずは経営者(院長先生)及び採用担当者が本気になることですね(笑)

【本気の定義】
目標設定し、成果に拘り、成果を創るまで、行動し続けること

次に、
【雇用条件の見直し】
・基本給、資格手当、役職、能力、交通費などを明確にする
※有給及び年間休暇、スキルアップ支援に関する内容などは、ここでは省略させていただきます。

・スマホ動画サイト(求人採用サイト)の制作及び見直し
医院案内、院長及び先輩スタッフのインタビュー動画も必須です。
最近では、「マクロンショット(写真動画撮影・編集)」のご依頼がとても多く嬉しい限りです。

・カラー求人票(もしくは学校指定の求人票に添付する医院案内を制作)を学校に送付し、
ご挨拶方々持参する。卒業生が居れば同行されるとさらに印象良しです。

・医院見学時のシミュレーション をしっかりと構築する。
見学者も来院者同様、しっかり「おもてなし」しましょう。

採用に成功されている医院様は、上記に述べた事を凡事徹底されています。

凡事徹底…なんでもないような当たり前のことを徹底的に行うこと、
または、当たり前のことを極めて他人の追随を許さないこと

新卒採用においては「本気になる。凡事徹底する。」が肝心なのではないでしょうか?

採用に関しては…
パワーパートナーのナインデザイン飯田社長がセミナーを定期開催しておられますので、
是非ご受講されることをお勧めします。

◆マクロンショット
https://macron.co.jp/service/photo.html

◆求人採用セミナー(株式会社ナインデザイン)

スタッフ育成・給与システム構築サポート

親愛なる皆様、お疲れ様です。
私の地元九州では落ち着いておりますが、東京では新型コロナウィルスの陽性反応者の数が
再度増え始めており、いよいよ秋に再来する第二波への対応を考えさせられる今日この頃ですが、
できる事、やれる事をいろいろ模索しております。
微力ではありますが一日本国民として社会に貢献できることにフォーカスします!

今回は、最近ご依頼が多い「スタッフ育成・給与システム構築サポート」に関してお伝えします。

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私が提案する「予防管理型システム構築」をベースとして「医院活性化・業績向上」を
果たした医院様の次の課題が人事マネジメントです。
ここで多くの先生が取り組み始めるのが「人事考課制度の導入」です。
私の経験上、これはとても良い素晴らしい制度(仕組み)なのですが、
実際人事考課制度構築のセミナーを学んで感じたのですが、
その前段階が出来ていない医院様が多かった、というより殆どでした。

人事考課制度を学び構築しているが、実際は運用できない…
原因は…
・チーフ(上長判定者)不在
・決められたこと(評価面談、育成面談)を定期的に実施していない
・給与、昇給(級)、賞与にうまく反映できない
・その他にも色々出てきますが…

ある日、こんな事件が…
「松岡さん、困ったことが…実は歯科衛生士専門学校に求人票を出したのだが、
それを偶然にも卒後1年目のスタッフが目にしてしまい…」
「何が問題なのですか?」
「支給額が、そのスタッフよりも多く出してしまって」
「何故、そんなことになるのですか?」
「初任給の金額を上げないと応募に来ないよと知人の先生にアドバイスを受けて…」

短絡的です…求人票出す前にやるべきことがありました。
それは、今いるスタッフ達の給与を見直すべきでした。
当たり前のことですが、時間もかかるし、やり方もわからない。
人件費率が高いと税理士に言われて…

そこで、私は給与テーブル、支給項目の見直しを進めました。
そしてフォーマットを作成し、役職手当、能力手当、特別手当の基準を作りました。
さらには、現状と新給与システムでのシミュレーションを行い、院長、税理士さんの許可を得て、
スタッフ面談を行いスタッフの承諾を得ました。
もちろん面談の際は「雇用確認書」を作成し、共有しました。

この様に、私がサポートする「スタッフ育成・給与システム構築サポート」は
以下の4つを共創します。
・給与テーブル
・業務リスト
・育成カリキュラム
・雇用確認書

この受け皿ができたら、次はチーフ育成です。
それから人事考課制度構築が実現すれば、永続的に成長発展する組織が実現するのではと思っております。
まだ道半ばですが、最近一番ご依頼の多い取り組みをご紹介しました。

ただいま朝早くから「コメダ珈琲様」にて、この原稿を書いておりますが、
この後は、医院様のスタッフヒアリングを行い「業務リスト・育成カリキュラム」を作成します。

少しでもご参考になれば幸いです…

SPT増患プロジェクト②

S P T増患プロジェクトの2回目となります。
前回は、決めたことをお伝えしましたが、今回は取り組んだ事、その後の経緯をお伝えします。

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基本メソッドは、「G・ P D C A」
つまり、目標管理です。

◆ G(ゴール)=プロジェクトの目的と目標を明確にする。
・目的はS P T制度を導入し、より多くの中等度歯周病患者様の重症化予防、
安定を図り、お口の健康からの健康長寿、さらには医療費の削減を実現すること
・目標は、令和2年3月末までに、月間S P T受診者数500名を実現すること

◆ P(プラン)=計画
前回決めたこと:歯周病検査ごとの説明を行う
繰り返しますと…
・歯周病検査1回目に、歯周病のカウンセリングと治療期間の説明
・歯周病検査2回目に、S R Pの重要性と回数と期間
・歯周病検査3回目に、S P Tの説明と今後の治療の流れを再度説明

◆ D(ドゥー)=実行
スタッフを3グループに分け、リーダーを決め行動の振り返りを行います。
十分できた・・・・・  ◎
できた・・・・・・・  〇
不十分・・・・・・・  △
できていない ・・・・ ✕
全て自己申告(自己評価)です。
私は〇の数を信じます。

◆ C(チェック)=検証
ここが大事なポイントです。
実際の数字を確認していきます。
誰が、どれほどカウンセリング及び説明を行ったのか
そして結果は…最初の3ヶ月間の数字はあまり伸びておりませんでしたが、
秋口より毎月の目標に迫る、いや超える勢いとなりました。
そうなると、スタッフ皆様のモチベーションも高まります。
そうです!毎月数字を明確にし共有し、喜びも分かち合いました。

◆ A(アクション)=改善
もう少し、ここをこうすれば…を毎回私がアドバイスするようにしてます。
各グループを回り、とても良い取り組みをしているスタッフの実践事例もあり、
皆で共有し、取り組みました。
こういう場合、スタッフ数が多いと良いですね。

《数値の推移》

SPT受診者数 目標数
10月 243 250
11月 305 300
12月 367 350
1月 378 400
2月 389 450
3月 448 500
※新型コロナウィルス感染に関する事態が無ければ、予定者数は500人を超えていた(534人)
ので、達成する可能性はありました。

こうして結果、目標達成はできませんでしたが、私は彼女達の頑張りを労いました。

また次のプロジェクトのご依頼を受けております。
次のプロジェクトは…「内緒です😁」
また、時期が来たら、このレポートにてご報告いたします。

SPT増患プロジェクト①

親愛なる皆様、お疲れ様です。
新型コロナウィルス感染対策による緊急事態宣言が全国に発令され、
私も外での活動を自粛し、日々内勤に励んでおりました。
現在はオンラインでのサポートを導入するなど新しいことに挑戦しております。
事態収束後のクライアント様のこと、弊社マクロンの事業展開、そして微力ではありますが
一日本国民として社会に貢献できること、色々考えております!

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今回は、予防管理(SPT II)を一年間で月間450名に増やした事例をご紹介します。

【医院様の状況】
ユニット台数:11台(内DH用6台)
歯科医師:常時3名
歯科衛生士:常時12名
一日の来院者数:約120名
と大規模な医院様からのご依頼でした。

これまで、治療主体の医院だったので、かかりつけ歯科医機能強化型
歯科診療所(か強診)認定後、予防管理に力を入れていきたいとの事でした。

まずは、衛生士主任との打ち合わせで、意識調査をしました。
予防管理は勉強してきているが、しっかり実践できているか判らない。
SPTの内容がよく理解できていない。
また、どのように患者様に説明して良いかが判らない。
これはどの医院様でもよく見受けられます。
制度を理解していないと患者様に伝えることは難しいです。

当初は、主任、及び副主任を中心にミーティングを行い、その後DH全員で
勉強会を行う予定にしておりましたが、全て私にお任せしたいとの事でしたので、
診療終了後に毎月DH全員でのミーティング兼勉強会(1時間30分)を行うことになりました。

【勉強会内容】
・S P Tを導入し、予防管理を強化していく目的
・一年後の目標設定
・保険制度のお話
・カウンセリングの手法
・実演とロールプレイング
・アクションプランの作成

元々、スタッフの皆様のレベルが高かったので、初動はよかったです。
また、こちらには優秀なマネージャーがいらっしゃいましたので、
今回のプロジェクトに入る前準備がとても楽でした。

前準備、つまりシミュレーションです。
一月の新患数が約120名、そのうち成人で歯周病が中等度である方の人数を
約3ヶ月間に渡り、調査して頂きました。
結果、約40%つまり50名前後の人がS P T対象患者に該当したのです。

4月から始めましたので、目標は令和2年3月末までに、月間500名のS P T受診者を
実現すること、プロジェクトがスタートしました。
この目標は、DH勉強会の初回にスタッフの皆様が立ててくれました。
(決して強制ではありません。私は上手くいけば600件は行けると思っていましたので…)

【決めたこと】※中等度歯周病と診断された方に対して
・歯周病検査1回目:歯周病のカウンセリングと治療期間の説明
・歯周病検査2回目:S R Pの重要性と回数と期間
・歯周病検査3回目:S P Tの説明と今後の治療の流れを再度説明

あとは、他の医院様も同様ですが、歯周病治療を担当制にした方が、
患者様とのコミュニケーション(信頼関係)も創り易く、
モチベーションを上げていくのも容易となります。

こうして、一年間に及ぶプロジェクトがスタートしました。
丁度一年前の事でしたので、懐かしくこのレポートを書きました。
その後の経緯は、次号以降にお伝えします。

ケア用品増販プロジェクト

親愛なる皆様へ

新型コロナウィルスの感染拡大により大変な日々が続いておりますが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

このメルマガ配信も2年近く書いておりますが、当初は「予防管理型システムの
構築法」、次に「目標管理ミーティング」そして前回まで「成果実践事例」を
お届けしました。
20年前の歯科医院の経営サポート当初は、右も左も分からず、とにかく一所懸命
何事にも取り組み、成果創造を応援していたような気がします。
最近は、キャリアを重ね、最初にしっかりヒアリングをしてから、経営サポート
計画を練り上げ、実践・検証・改善のP D C Aを回しておりますので、全ての
クライアント様がと言って過言ではないほど、永続的な成長発展を実現しております。

今回は、実際に現場で行っています「プロジェクトミーティングの手法(運営)」を
お届けします。何かご参考になれば嬉しいです。

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基本メソッドは、G R I P(グリップ)です。
G:ゴール/目的・目標
R:ロール/役割
I:インターパーソナルリレーションシップ/関係性(一体感つくり)
P:プロセス/過程(進捗管理)

一例を挙げますと…
今回のプロジェクトは「ケア用品増販プロジェクト」と題しましょう!

G:ゴール(目的・目標)
・目標/期限内に実現すること
3ヶ月以内に、月のケア用品の販売金額を10万円(現在約2〜3万円)にすること
・目的/何の為に、誰の為に、何故
来院者の口腔内の衛生環境をより良くし、健やかなお口で生活して頂くことを
サポートするために、お口の環境にあったケア用品を使用して頂く

R:ロール(役割)
・歯科衛生士の役割:口腔衛生指導時に現在の使用ケア用品の確認、及び来院者の
お口の環境に合ったケア用品を処方
・歯科助手の役割:当院で取り扱っているケア用品を※4つのカテゴリーに分け、
ケア用品の処方箋用紙を作成、オリジナルP O P及びチェアサイド案内ポスターの作成
※4つのカテゴリー
1.歯ブラシ
2.ペースト(歯磨剤)
3.補助器具
4.補助食品
・受付:口腔衛生指導が行われた来院者様への会計予約時のお声かけ

I :関係性(一体感つくり)
・スタッフ全員で、当院にあるケア用品の知識の再確認のための勉強会
(ミーティング)を自主開催する(日程、時間決め)。
・自分達の口腔ケア時にも使用して効果を図る。

P:プロセス(過程・進捗管理)
・毎日終礼時に、本日のケア用品の販売状況を皆でシェア
・決めたことの実践ができているかの確認

上記は、実際昨年6月よりサポート開始した医院様の実例です。

結果、取り組みより3ヶ月目に10万円を超え、目標達成し現在も10万円以上(7ヶ月連続)、
6ヶ月達成時に院長先生より、達成賞として豪華ランチを食したそうです(笑)。

今年の目標は上方修正し12万円、定期来院者も増えていますので、達成は容易でしょう。
本来は15万円にして欲しかったのですが…

ケア用品は、全体の医業収入に対してのウェイトは少ないのですが、
医院の未来の数字をつくる上での重要指標となります。

私のクライアント様では、1ユニット5万円を目指しております!ご参考までに…

また、弊社ではケアグッズ処方箋を制作しております。

こちらの商品に関してのご案内も是非合わせてお目通しいただけると幸いです。
よろしくお願い致します。
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