共創レポート

1.経営計画書作成シリーズ(理念・方針)

親愛なる皆様、いつも有難う御座います。
今回から「経営計画書作成シリーズ」として、
経営計画書作成について10回に分けてご紹介していきます。

【経営計画書作成シリーズ】
1.理念・方針
2.ビジョン(事業計画)
3.スローガン
4.業績目標設定
5.成長目標設定
6.重点目標(プロジェクト)設定
7.成長分野の行動計画作成
8.組織創り(役割分担)
9.タイムマネジメント
10.達成時の報酬・コミットメント

【1.理念・方針】
私が年末に開催する「経営計画書作成セミナー」でも冒頭に出てくるのが医院理念と医院方針です。

医院理念とは…
医院(院長)が仕事を行う上で、一番大切にしている考え方や念いが明文化されたものです。
日々この言葉を追い求め、実践するために生きていると言っても過言では無いでしょう!

医院方針とは…
方針とは、物事や計画を実行する上のおよその方向という意味です。
医院の基本となる姿勢、考え方、行動の指針が明文化されたものです。

私のクライアント様の素晴らしい事例を一部ご紹介します。
福岡市近郊にてご開業のS歯科医院様

医院理念
「親○」・「○寧」・「○摯」をモットーに、
最良の治療(cure)及び、最良の健康管理(health care)を実践し、
地域の方々の健康の維持・増進に努め、地域になくてはならない歯科医院であり続けます。

医院方針「3つの約束」
1.患者様への約束
・私たちは患者さんを理解し、患者さんに対する感謝の気持ちを忘れません。
・患者さんが診療室に入られる時、退出される時は、全員で挨拶することを心がけます。
・きちんと約束を守られる患者さんに対しては、お待たせしないよう配慮し患者さんの時間を大切にします。
・やさしい気持ち……
・クレーム対応……

2.スタッフへの約束
・スタッフ同士お互いに助け合い、お互いに感謝し、お互いに尊重することを忘れません。
・私たちはこの仕事、この職場に誇りを持ち、さらに進歩・向上するよう努力します。
・整理整頓を心掛け、常に診療室を清潔に保つよう心掛けます。
・診療の流れ……
・情報の共有化……
・質問への応対……

3.業者様への約束
・私たちは患者さんに限らず、当院に出入りする全ての人に対して、礼儀正しく、笑顔で接します。
・業者の方々の利益……
・注文在庫管理……

医院理念・方針を今一度見直していただき、明文化し、全員で共有できる状況を創りましょう!

全員で共有できる状況が鍵です。
・朝礼での全員での唱和
・院長室、スタッフルーム(医局)、待合室の掲示
・クレドカードを作成し、診療スタート前に必ず目を通す

今回は経営計画書作成の冒頭の医院の「理念・方針」についてお伝えしました。
次回はビジョン作成となります。
また来月も宜しくお願い致します。

歯科衛生士採用実践共創塾

親愛なる皆様、いつも有難う御座います。
本日は、10年に一度の寒波到来のため遠方への移動が出来ず、
事務所内にて今月号のメルマガ原稿を書き始めました。

「歯科衛生士求人採用実践パーフェクトマニュアル(ナインデザイン社制作)」を教材に、
歯科衛生士採用に関して再度学び始めました。
求人・採用に関しては数年前に学んだのですが、これも時代と共に変化し、
以前の知識・知恵では対応出来なくなりました。
そこで最近採用に関する案件は餅は餅屋で、
採用はプロの人事採用コンサルタントにご紹介しておりました。

お陰様で多くの医院様にて結果を出して頂き安心しておりましたが、
昨年よりクライアント様における採用が更に厳しくなり、
採用コンサルタントをご紹介する旨をお伝えしても、
やはりコストの面で一歩踏み出すことを躊躇しておられます。

求人紹介所からのご紹介にて求人が成功した場合、
年収の30%(年収300万円であれば、90万円)を成功報酬としてお支払いが必要となります。
それよりも、求人採用における原理原則を学び、実践し、成果を創り続けることで、
院内に採用の仕組みが出来るのではないかと強く思います。
毎月、歯科経営の人事サポートに関する協働体(TEAMツグミ)で意見交換するのですが、
毎年・毎月の状況は厳しくなっている様です。

そこでこのまま指を咥えて状況を静観するわけにもいかず、
ナインデザインの飯田社長制作の「歯科衛生士求人採用実践パーフェクトマニュアル」
を題材とした研修会(全5回)を開催することになりました。
この研修会は令和5年6月より福岡(博多)会場にてスタートします。
院長、そして側近の幹部スタッフ2〜3名と共にご参加いただき、
上記にも書きましたように求人採用の原理原則を学び、実践し、成果を創っていきましょう。

1回目:採用前準備
2回目:採用マーケティングの設計
3回目:採用マーケティングの運用
4回目:求職者の見学時、面接時応対のポイント解説
5回目:内定者フォロー、参加医院様の成果発表

講師陣は、ナインデザイン代表にて採用コンサルタントの飯田憲幸、
Officeツグミ代表にて人財育成コンサルタントの德永恵美子、そしてキャリアコンサルタントの城井美礼
毎回の進行運営は、私松岡が務めさせていただきます。
これまで私は10数年「医院活性化・業績向上」に関するセミナーは数多く行って参りましたが、
求人採用は初めての経験にていつも以上に気合い入っております。
よろしくお願いいたします。

詳しくは、ブログ(https://macron.co.jp/sys/blog/1695/)、下記チラシをご確認ください。

事例紹介(定期健診数・新卒採用)

親愛なる皆様、新しい年がスタートしました。
皆様は新しい1年をどんな念いでお迎えになられたでしょうか?
私はお天気も良く穏やかな予定の少ないお正月でしたので、久しぶりに天草の実家に帰り、
お墓参りにて近況報告と今年に懸ける念いを伝えることが出来、
とてもスッキリ晴れやかな気持ちになれました。
節目となる還暦までの3年間で、「実現したい・達成したい」目標を明確にしました。
あとは実行し、やり遂げるのみです!

今朝はいつもの博多駅界隈のスタバ様にてこの原稿を書き始めました。
奇しくも先日不幸な事件が近くで起きました。
早期の事件解決と、今後この様な不幸な事件が起きて欲しくないと切に願うばかりです。

近況をご報告いたしますと
・今月は、クライアント様の年初のキックオフミーティングに立ち会う
(昨日訪問の医院様、スタッフ達にて素晴らしいスローガンを決めておられました。)
・動画マニュアル作成の撮影(滅菌、接遇)を開始
・スポットの経営相談を数多くいただく
(経営計画書作成セミナーの影響でしょうか?有難い限りです。)
・川嵜塾第9期(受講生8名)がスタート
(川嵜塾長とインストラクター岩﨑氏の講義は歯科医師でない私ですがとても勉強になります。)
・次女の「はたちを祝う会」に参列
・昨年末に崩した体調も現在はとても好調

年末から年初にかけて、嬉しいお知らせも頂いております。
・昨年はコロナ禍にも関わらず、過去最高の業績
・念願の定期健診数(月間)の目標300人を達成
・新卒採用に成功
・年末に念願の医院発表会(医療法人:スタッフ20名、発表者7名)を開催
・医院リニューアルの決断

今回は、上記の中で「定期健診数(月間)300人達成」
「新卒採用の成功」の実例についてお伝えしたいと思います。
まず、定期健診数(月間)300人達成の医院様ですが…
今年は、毎月250人から270人にて推移しておりましたが、年内に必ず目標達成したいとの事で、
DH主任と受付副主任で話し合い、他のDH4人(パート含む)に協力を呼びかけ、
リコール(電話)を行なったそうです。
勿論お伝えする内容は、受付の副主任がスクリプト(台本)を書き、
皆に説明指導後、ロールプレイングを行い実践したそうです。

12月の予定者数が260名(毎月リコールにて20名ほど来院、予防率は常に100%超え)、
コロナ禍ということもありキャンセルが22名あったため、
予定者数238名から脅威のリコール来院者数64名、来院者数計302名にて晴れて目標達成されました。

この成功事例は、他の場面でも活用できるのでは無いでしょうか?
・強い思い(念い)を持ち
・協力者に呼びかけ
・皆の気持ちを一つにし
・皆で、取り組むことを決め、実践する
・進捗状況を日々確認し合い
・目標達成の喜び、達成感を共有する
今年は皆で高齢者医療管理(オーラルフレイル、訪問診療)に取り組まれるそうです。

私がお伝えしている「チームビルディング(共創)」を実践、成果創造してくれた案件でした。
今回のメルマガでは実は予定していなかったのですが、
余りにも嬉しかったので最初に書かせていただきました。

次に「新卒採用」の件ですが…
例年、私のクライアント様には、15〜20名の新卒歯科衛生士の採用が決まるのですが、
今回は厳しく、未だ3医院様のみの内定確保でしたが、
ここに来て3医院様から新卒採用が決まったとの嬉しいご報告がありました。
その3医院様なのですが、共通項がありましたのでシェアいたします。

・現スタッフの定着率が良い(ここ数年退職者が居ない、産休はあり)
・毎年新卒採用活動をしている(ノウハウの蓄積)
・副院長、チーフの存在(多忙な院長の代わりに積極的な採用活動を行なっている)
・医院の雰囲気がとても良い(訪問時の研修会時とても活気がある)
・入所1〜3年以内の先輩の存在(メンターとなる存在)
あくまで上記は私見ですが、今後の採用活動のご参考になれば幸いです。

また、もう1つの秘訣をお伝えしますと…
ある医院様では、夏休み前に必ず学校に挨拶訪問されています。
その際ただ単に菓子折り持ってお願いするだけでは無く、以下の項目をお伝えします。

・卒業生の現在の活躍
・現在のスタッフ構成(スタッフ数、スタッフの経験年数の一覧)
・当医院が何(診療分野:予防歯科、小児矯正、精密治療…)に力を入れているか?
・どの様な人材を求めているか?
・業務リスト、育成カリキュラム等を見せて指導育成(成長支援のサポート)体制

如何でしたでしょうか?
本来は、今年は「経営計画書作成」をテーマにシリーズ化して、
このメルマガ配信を考えておりましたが、昨年同様に成功事例を2つ書かせて頂きました。
2つの成功事例に共通するのが「取り組みの本気さ」だと思います。
「本気」とは、成果が出るまでの取り組む姿勢のこと、
「時間とお金」を使う「思考と行動」の優先順位だと思います。
私もこうして自分で伝えるからには上記を肝に銘じ、取り組んで参ります。

次号からは「経営計画書作成シリーズ」
・理念、方針
・ビジョン(事業計画)
・スローガン
・業績目標設定
・成長目標設定
・重点目標(プロジェクト)設定
・成長分野の行動計画作成
・組織創り(役割分担)
・タイムマネジメント
・達成時の報酬、コミットメント

をお伝えして参ります。お楽しみに…
今年も宜しくお願い致します。

事例紹介(理想経営の指標)

親愛なる皆様、いつも有難う御座います。
今朝はいつもと違い、行きつけのスタンドにて洗車中にこの原稿を書き始めました。
昨日は福岡のホテルにて朝活(ZOOM経営相談)を終え、仕事先である大分への移動、
道中紅葉が始まっており、特に湯布院辺りは素晴らしかったです。
このような体験が日々でき、とても感謝しております。
また移動時間は、とても思考(熟考)の時間となり充実します。

昨日移動中に、この様なお問合せがありました。
「松岡社長は、ユニット1台あたりの生産性はどの様にお考えですか?」
経営計画書作成セミナーの業績目標を設定するセッションでこの部分はお伝えするのですが、
スタッフ構成(歯科医師、歯科衛生士の人数)によるのですが、一般論としてこうお伝えします。

ユニット1台あたり
・医業収入:150〜200万円
・レセプト件数:100〜150件
上記の2点が、健全経営の指標となります。

もう1つの指標として、
スタッフ1人当たり(院長も含む)
・医業収入:月100万円

例えば、昨日訪問したクライアント様であれば、
ユニット4台
スタッフ構成:7名
・歯科医師:1名
・歯科衛生士:5名
・受付助手:1名

なので、上記に当てはめると
・医業収入は、600〜800万円
・レセプト件数は、400〜600件
・1人当たりにすれば、100万円×7人なので、700万円

実際は、
・医業収入:850万円
・レセプト件数:500件弱でしたので、
とても健全経営となっております。

F総研様での見解は、以下の通りです。
グレートクリニックの指標
・チェア1台あたりの売上目標値を200〜250万円/月
・スタッフ1名あたり売上の目標値を1,500〜1,800万円/年
著書「歯科医院の成長戦略バイブル(P6)」より引用、ご参考までに…

今年も年末を迎えるにあたり、いつもと違うな?と思うのが新卒採用状況です。
毎年私のクライアント様(約40医院)には、少なくとも10名以上、
2年前は20名の新卒歯科衛生士が入所されたのですが、今年は未だ2名の内定のみです。
・まだ動きが鈍いのか?
・それとも採用活動が、より厳しくなっているのか?
パワーパートナーであるナインデザインの飯田社長にこの後相談してみたいと考えております。

先日の研修会での1コマをご紹介します。
医院方針(クレド)をスタッフにインストールする研修を行なっていたのですが、
その中で「医院方針は学校の校訓みたいなものです。」と伝え、
小・中学もしくは高校生時代の校訓を書き出してもらいました。
そしたら1人のスタッフが次のように書いておりましたので、ご紹介します。

安井息軒「三計の教え」
・一日の計は、「朝」にあり
・一年の計は、「元旦」にあり
・一生の計は、「少壮(少年時代)」にあり

何事も初めが大事であるという考えをもとにして、
「今日という日は二度と戻らない。だから一日一日を、
その時その時を大切にしっかり勉強しなさい」という教え
息軒は、「三計塾」を開いて「斑竹山房学規」(はんちくさんぼうがっき)という
決まりを作って、塾生に厳しい考え方を示し、実行させた。

上の2つは存じておりましたが、最後の少壮(少年時代)は存じておりませんでした。
歯科に置き換えると、
少壮=新人時代(入所1年以内)の育成がとても大事であるということで、
育成の大切さ、そのための「業務リスト・育成カリキュラムの準備」、
「トレーナー、メンターによる育成システム」の運用の大切さを改めて感じました。

「スタッフ育成、給与システム構築」に関しては、
月に1件の限定にて制作サポートしておりますので、
制作をご検討の医院(先生)様は、お早めにお問合せご相談下さい。

また、このメルマガ配信ですが、来年もこのまま継続するのか?
新しいカタチ(動画配信)での情報発信にチャレンジするのか?
年末にしっかりと考えてみます。

今年も1年お世話になりました。心より感謝申し上げます。有難う御座いました。

事例紹介(中途採用)

親愛なる皆様、いつも有難う御座います。
いつもの様に、スタバにて朝活です。
この原稿を書く朝活は、スタバが定番になりつつあります。
今日はいつもと違うスタバなのですが、
やはり同じお店でも人が違えば雰囲気も活気も違うのですね、
いつものお店の方が活気がありますね…

先日、お伺いした先生から中途DHの採用に関してのご相談でした。
この医院様は昨年11月にご開業され、
オープニングはスタッフ3名(DH:1名、DA:2名)との船出でした。
当初はアポイント1列からスタートし、2列。
そして春に新卒DHが加入したので3ヶ月間の育成期間を経て3列。
来院者増を見込みGW明けにユニット4台目を増設、
現在はユニット4台、スタッフ構成(DH:3名、DA:3名)にて運営しております。

業績もレセプト件数は300件弱、医業収入も500万円弱
(当初院長と1年後にユニット台数4台、レセプト件数300件、医業収入450万円を目標)
と予想を上回るスピードで嬉しい限りです。

勿論、上手くいった要因として、採用があげられます。
まず、新卒DH
次に、未経験のDA(受付が妊娠、産休に入るため採用)
そして、準社員のDH(週4日勤務、夕方5時までの勤務)
と毎月新戦力が加入し、育成も元々育成カリキュラムを準備しておりましたので、順調に進みました。

さらに今回DH2名(経験者)の応募があったと言うことで、嬉しいお悩みでした。
幸いなことに来院者も増え業績も良いので、私は2人とも採用することを勧めました。
先生はどちらか1人の採用とのご相談でしたので、私の回答に面食らわれてましたが、
バイトの勤務医も確保できているので、現在木曜日休診日となっているのを来年からフルオープンとすれば、
雇用も業績向上も実現できることを伝え採用に踏み切りました。

話は前後しますが、前述のDH(経験者)の1人は2年目、
とある事情で前の職場を退職し勤務先を探し、卒業校の先生に相談したところ、
こちらの医院を紹介していただいたそうです。
そうなのです!
ここには、卒業生が2名勤務していたのです。
そのうち1人は新卒でしっかりと楽しく仕事もできている事を
お世話になった教務の先生に伝えていたそうです。
と言う事で、如何に入所後の「定着・育成」の重要性が証明された事例となりました。
先輩スタッフの関わりもあるのですが、
私が一番感じるのがここの院長先生の学術力の高さもあるのですが、
お人柄、人間性が一番大きいと思います。
私がこれまで出会った先生の中で、ダントツに素晴らしいです。

そこで今回は、人間性とは?について書かせて頂きます。
常々私は、ことある毎に歯科医療、仕事を行う上で
「コミュニケーションスキル」が大切であると伝えます。
コミュニケーションスキル、つまり信頼関係構築能力、信頼を得るための「三つの輪(和)」
・人間性
・知識
・技術
・+経験

こうしてみると、なんだか「カイスの輪(菌・糖・質+時間)」に似ているのですが、
虫歯リスクは輪の大きさを小さくしていくことですが、
信頼関係構築の輪は、一つ一つの輪を大きくしていくことが肝心です。

さて、人間性とはですが、調べるとこう書いてありました。
人間性とは「人間らしさ、人間的な性質」を意味する。
思いやり、気遣いの気持ち、愛情など、
人間が生まれつき備えている内面的な本性をさす言葉、
感情や理性、倫理なども人間性に含まれる。

人間性が高い人の特徴
・思いやりの心を持っている
・寛大な気持ちで相手を許せる
・目標や夢を持っている
・向上心があり挑戦している
・周囲から信頼されている
・礼儀、礼節を守る
・客観的で冷静な判断ができる

逆に…人間性が疑われる人の特徴
・人を傷つける言動をとる
・自己中心的な判断が多い
・平然と嘘をつく
・ルールやマナーを守れない
・他人の悪口を言う
・すぐ人のせいにする
・感情の起伏が激しく理性が働かない

さぁ、自己評価してみましょう!
○がいくつ付きましたか?(口腔機能検査みたいですね😀)
ちなみに、私は5つでした。(4.7が△でした)
まだまだ努力精進いたします。

ということで今年も残り僅かです。
体調管理に気をつけて、最後まで良い1年にしましょう!

事例紹介(週休3日・凡事徹底)

親愛なる皆様いつも有難う御座います。
いつもの様にスタバにて朝活です。
この原稿を書く朝活は、スタバが定番になりつつあります。
スタバスタッフの皆様の楽しい声掛け、会話をBGM代わりに楽しんでおります。
今回はいつもの席ではなく外の景色が見える場所なのですが、
手が開かれているスタッフ様は、清掃活動に取り組まれています。
やはり経営は接遇も大事ですが、環境(5S運動)を整えることも大切ですね…
外は本来であれば涼しくなる時期ですが、台風の影響でまだ暑く温風が吹き荒れてます。

まずはユニット4台、健全経営モデルの「時短、週休3日制度導入」の続編を少し…
※2022年7月配信(https://macron.co.jp/sys/report/353/

10月より、時短開始します。
診療時間を9時〜17時まで、
お昼休みを交代制(A:院長・受付・DH2名、B:チーフDH・DH2名)としました。
今後は、業績(収入と来院者数)と患者満足度を考察しながら次の展開へと向かいます。

次の展開は来春(令和5年4月)新卒DHを雇用し、
育成、早期戦力化(動画マニュアルを制作活用)を図り、
1年後(令和6年4月)よりフルオープン(現在木曜日休診)にて、
シフト制の勤務形態(DH1名増加で可能)をとる。

月曜日から土曜日まで、全て9時〜17時までの診療時間、
ユニット4台、歯科医師1名、スタッフ常時6名の体制(院長休日の場合は、勤務医が対応)にて、
以下の業績も目指す。

・年間医業収入:1億1千万円
・月間医業収入:900万円
・保険:750万円
・自費:150万円
・物販:30万円
・レセプト件数:600件
・新患:30件
・紹介:20件以上
・定期検診数:450件

その先に週休3日制度、歯科医師1+1名、歯科衛生士8名、歯科助手1名にて、
年間医業収入1億2千万円を目指す「ビジョンとロードマップ」が明確となりました。
これも院長先生の強い念いが現実化するのですね、
敬愛する青木仁志社長(アチーブメント代表)の言葉「思考は現実化する」を思い出しました。

次に、開業時からのサポート、ユニット5台モデルにて、
開業後4年目に、年間医業収入1億円クリア
現在は、
・ユニット台数6台
・歯科医師:2名
・歯科衛生士:5名
・受付助手(保育士):2名
ユニット6台にて、年間医業収入1億2千万の健全経営モデルを実現しそうです。
この医院様は先生ご自身が30代、スタッフも全員20代
私のクライアント様の中で1番平均年齢が若いと思います。
ということで、この医院様の1番の良さは「素直さ」です。

毎回研修会後は「学び」と「今月の取り組み」の記入後、
全員で行動目標を共有して、しっかりと取り組んでいます。
私の研修会を受けておられる方はご存知だと思いますが、
行動レベルの◎、〇の数が、他医院よりも圧倒的に多いです。

先日の研修会前に院長先生より
「松岡さんすみません。途中新患対応しますが私自身で対応しますのでスタッフ達を宜しくお願いします。」
とのお申し出がありました。
伝え忘れましたが、こちらの院長先生は開業前の勤務先2医院様は、
共に私のクライアント様で、私の指導をかれこれ10年ほど受けておられます。
もう既に免許皆伝です。
丁度、振り返りの記入時に新患様がお見えになられたので、
受付応対、チェアサイドまでの誘導、初診時カウンセリングと全て院長自身で行われました。
(ある意味、新患様幸せ者ですね…)

私が後ろで聞き耳立てておりましたら、初診時カウンセリングが自己流ではなく、
全て弊社トレーナー德永恵美子(Officeツグミ代表)が教えた通りの手順・内容で行われていました。
問診票の確認から始まり、ヒアリング、システム(検査)案内…
勿論、新患様は検査にも同意し、次回の予約もしっかりとられ笑顔で帰っていかれました。
後で院長先生に確認しましたら、スタッフ達にも決して自己流にならず、
徳永先生、松岡さんに教えてもらった通りに行うことを徹底しておりますとの事でした。

思えば、弊社の「カウンセリングキット」を活用され、
リーフレット配布量の多いクライアント様は定期検診の来院者数も多く、業績も良いのを感じます。
改めて「凡事徹底」の大切さを感じました。

凡事徹底とは…
・なんでもないような当たり前のことを徹底的に行うこと
・当たり前のことを他の追随を許さないほど極めること

私も今月のテーマは「凡事徹底」です。

 

動画マニュアル作成

親愛なる皆様、お疲れ様です。
今回は、いつもの場所(博多駅スタバ)にての朝活です。
相変わらずスタッフ皆様の活気ある応対(接遇)に感心しながら、この原稿を書いております。

実はこの原稿を書く前に、
年末開催の経営計画書作成セミナーのスライド作成前の下書きを行なっておりました。
主催者である㈱Officeツグミの德永代表に「毎年作り変えるのですか?」と聞かれますが、
毎年歯科医院を取り巻く環境は変わり、医院もこちらもアップデートしていく必要性を感じ、
毎年作り直しております。(これは、川嵜塾塾長の川嵜俊明先生の教えでもあります。)
今年はセミナーの運営手順を2部制(1部:講義実習、2部:実習そして完成)に変えるため、
スライド及び配布資料も刷新する予定です。
ご受講予定の先生方、お楽しみに…

最近のトピックとしては…
先日経営研究会にて医科歯科連携のお話があり、とても勉強になりました。
これからの高齢化社会にて「口腔機能管理・訪問診療」と共に取り組むべき課題と強く思い、
勉強する必要性を感じました。

また、私の定期訪問先が月40医院超なのですが、
50歳以上の院長先生が24名、その内後継者不在の先生が半分の12名、
これは3年以内にいよいよM&Aも実践しなければと思い、今年の後半から来年にかけて、
上記2点「医科歯科連携」「M&A」が今後の学びと取り組み(経営サポート)のテーマとなります。

その前に、「口腔機能管理システム」「管理栄養システム」「人事考課システム」
の導入サポートも数多の医院様からお願いされておりますので、
まだまだ健康管理に気をつけてお役に立てる存在であり続けたいと改めて思いを強くしております。

今回のテーマは「動画マニュアル作成」についてお伝えします。
数年前クライアント先にて、マイクロスコープでの診療動画を拝見しました。
その際「言葉とジェスチャー」でどれだけ説明するよりも、
映像を見て頂いた方がわかりやすく、伝わりやすいということを実感しました。
日常生活に置き換えてもラジオよりテレビですし、
ゴルフのレッスンも書籍よりYouTube動画の方が解りやすいです。
(動画の観過ぎで、時折不調になりますが…)

これは、医院のスタッフ育成にも使えると思います。
現在マニュアルが既に在る医院様では、動画化することをお勧めします。
例えば接遇面で、正しい挨拶の定義とは?

【挨拶の定義】
・姿勢を正す
・相手の目を見る
・笑顔で明るく、ハッキリ大きな声で声を出す
・声を出し後、頭を30度下げる
・顔を上げた後、笑顔でアイコンタクトをする

上記を一つ一つ説明し、指導していたのが今までの指導法です。
それが悪いとは言いませんが、上記の動作を動画撮影後に編集し、繰り返し試聴して
トレーニングすることが良いのではないかと思いますし、
定期的にトレーナー(育成係)がチェックを入れるのも良いと思いますが、如何でしょうか?

他にも
【接遇面】来院者応対、電話応対、チェアサイド問診、TBI
【環境面】掃除の仕方、滅菌の流れ、配置、保管場所等
【設備面】医院内の機械、器具の使い方等
【広報面】カウンセリング(初診時、自費、予防)
【学術面】器具の準備、診療補助、検査の流れ、メインテナンスの流れ等

ここ数年はIT機器が揃い、DX化が進んで参りましたので、作成する難易度が低くなってきました。
因みに作成の際の手順です。
・テーマ
・目次(手順)
・台本(スクリプト)
・撮影
・編集

この秋、数件のクライアント様でお試し版(接遇、環境、設備編)を制作する予定です。
お試し版は今後、マクロンのホームページ、メルマガ、YouTube等で配信していく予定にしております。
ご自身で制作も良し、映像制作会社に依頼も良し、マクロンにご依頼も良しです。

パートナーコンサルタントの㈱Officeツグミ代表德永恵美子も
カウンセリングの患者様向け説明用動画とスタッフ育成用のポイント解説動画を制作し、
リリースする予定です。
来年からは、院内トレーナー育成講座も開催する予定らしいです。
相変わらず素晴らしいパフォーマンスです。

最後になりますが…
年末の経営計画書作成セミナーのスライド(下書き)を終えたので、
令和4年10月より始まるマクロンの第23期経営計画書の最終仕上げに入りたいと思います。
「隗より始めよ」ですね…

時間の活用法②

親愛なる皆様、お疲れ様です。
今日は午前の仕事が無くお昼からのスタートなので、秘密のカフェにて朝活開始です。
コロナ第7波が猛威を奮っております。
昨日の訪問先でも、スタッフにかなりの陽性者や濃厚接触者が出ており、
診療及び業績にも影響が出ております。

まずは、先日の研修会時のとても嬉しい出来事から…
今年の4月から院内研修会を始めた医院様です。

・開業後約25年
・ユニット4台
・歯科医師1名(院長:50歳代)
・歯科衛生士3名
・歯科助手2名(受付兼務)

昨年秋に税理士事務所様からのご紹介で、業績は悪くないが、
勇退までの間に「更に良い医院創りをしたい」とのご依頼があり、
昨年は「現状ヒアリング、今後の方向性の確認」を行い、
今年春からの医院活性化ミーティングをスタートしました。

1回目:理念、ビジョン、今後の方向性(方針)と目標の共有
2回目:自費収入増のためのカウンセリング強化
3回目:予防カウンセリングの強化

3回目の際、新人受付のOさんが入所して来られたので、
むし歯のカウンセリングの講義後、彼女を患者様役にお願いし、ロールプレイングを行いました。
研修会最後の「今後の取り組み」に彼女は2つ記入されました。
1つは「歯磨きの時間を長くする」もう1つは「生活習慣を見直す」
彼女は2児の母親で「子供の口腔内環境を良くするには、まず自分自身から」が、
講義・実習を通し伝わったみたいで、実践しておられました。

実際、実践されたのが…
・歯磨きの時間を長くする(1日3回、約10分間)
・1本1本丁寧に磨く
・好きだった間食を控える(多くても1日1回のみ)
・子供のお口の中をしっかり見て仕上げ磨きをする

そこで、DH様たちにお願いし、彼女に対しTBIのロールプレイング(PDCA)を行いました。
そうしましたら彼女の改善計画は、ケア用品の購入(歯ブラシ、ペースト)、使用でした。
PDCAサイクルがTBIに活用できると、DH様たちに好評の研修会でした。

次に北九州市の訪問先での出来事です。
そこにはとても感じの良いDHのMさん(5年目)が勤務されています。
彼女に、なぜこのクリニックに就職したのかをヒアリングしたところ、
実習期間にここで働く先輩DHさんの仕事ぶりに憧れて入所されたとのことでした。
その先輩DHさんは現在ご結婚され、出産・育児のため退所しておられましたが、
なんと現在の実習生が、そのMさんに憧れてクリニック様への入所を希望されているとのこと、
なんと素晴らしい話でしょう!

昨晩の福岡での訪問先も同様のことがありました。
そのクライアント様は昨年から実習先になったのですが、
今年も実習生から既に入所の希望があったとのご報告、これで2年連続です。

昨日は3医院様の訪問でしたが、全ての医院様で採用活動の朗報有りで、とても嬉しい1日でした。
やはり、採用活動も中身が肝心ですね…

前回の続きを少し…
I先生(理事長)は3年前より医療法人となり、2医院の歯科医院を経営しておられます。
真面目な先生で、学術・経営共に真摯に取り組んでおられ業績も順調です。
しかし、ご自身に余裕と時間が無いとの事でした。
状況をヒアリングすると、
日中はもちろん歯科医療業務中心(勤務医が保険診療、ご自身は自費診療中心)となり、
朝の時間は、お嬢様のお世話(身支度、幼稚園への送迎)、夜は勉強会や歯科医師会公務など多忙です。
確かに時間はあまり無いかもです。

アドバイスは3点
1.自費診療の曜日、時間帯をつくる(例:火曜日、金曜日の午後)
2.院長の業務リストの作成後、優先順位の仕分けを行う
3.院長ご自身の診療(歯科医師業務)は17時までとし、
それ以降(17時から19時まで)は院長業務(経営者業務)を行う

これまで、スタッフ育成用の「業務リスト、育成カリキュラム」は作成して来たのですが、
今度は、院長、経営者用が必要となってくる予感がします。
来月の訪問時に、上記の取り組みが出来ているか? 検証、改善です。

ということで…この1ヶ月の取り組み
1.火曜日を1日自由診療デイにする
(受付のチーフAさんに相談し、決定)
2.院長の業務リストのリストアップ
(今月はカテゴリー分けをお勧めし、その後時間軸に落とし込んでいく)
3.診療時間は18時まで、その後2時間の院長業務後に帰宅
(副院長・チーフ受付と相談されましたが診療時間の短縮は難しく、奥様と相談し、決定)

そして、もう1件のご相談は、昨年ユニット4台にて年間医業収入が目標(9,000万円)をクリアし、
今年もクリアしそうなので、今後はご自身のライフスタイルを見直したいとの事でした。

ユニット4台
治療用:2台
予防用:2台

スタッフ構成
歯科医師:1名
歯科衛生士:5名
受付助手:1名

業績(月間)
医業収入:700〜800万円
保険収入:600〜700万円
自費収入:100〜150万円
物販収入:約20万円
レセプト件数:約500件
新患:30件(紹介:10〜20件)
定期検診数:約300件

ユニット4台の超理想健全経営モデルです。
ここに来るまで開業後10年(サポート開始から7年)かかりましたが、
実現したので善しです。

先生のご希望としては「時短と週休3日の導入」という破格の待遇改善です。
ただし当たり前ですが、業績はキープしたままです。
流石に一挙にご希望を叶えるには難しいと思いましたので、
どうすればそう成れるかをチーフスタッフと3人で考えました。

3人で考えた共創案
まずは、時短実現のために…
・診療時間は17時までとし、18時までに退所
・お昼休み時間を無くし、交替(スタッフ3名、院長)にて診療
※この場合アポイント数は1時間3名となり、診療人数は微減する

上記を来期の令和4年10月1日より施行される事となりました。
(8月下旬に1週間ほど、予行練習されるそうです。用意周到、準備万端です。)

週休3日制度導入の件に関しては、また次号以降にて…
今回も最後までお付き合いいただき、有難う御座いました。

時間の活用法

親愛なる皆様、お疲れ様です。
いつものように、博多駅付近のスタバにて、朝活開始です。

昨日は、雨の中での訪問でしたが、玄関を入ってご挨拶時に、
受付のHさんからとても温かいお声かけを頂きました。
「松岡社長、今日も雨の中、おいで頂き有難う御座います。
いつもこの研修会楽しみにしております。今日も宜しくお願い致します。」
本当に有難いし、氣愛が入ります。
待合室で待機していますと、Hさんの待合室での患者様へのお声かけが素晴らしいのです。
受付Hさんが入所されてから来院者数(1日来院者数、レセプト件数)が増加しております。
やはり、受付の接遇大事ですね…

昨日の経営相談時に、時間の活用法について相談されましたので、
今回は、時間の活用法について2例書かせていただきます。

I先生(理事長)は、3年前より医療法人となり、2医院の歯科医院を経営しておられます。
真面目な先生で、学術、経営共に真摯に取り組んでおられ、業績も順調です。
しかし…ご自身に余裕が無い、時間が無いとの事でした。

状況をヒアリングすると、
日中は勿論歯科医療業務中心(勤務医が保険診療、ご自身は自費診療中心)となり、
朝の時間は、お嬢様のお世話(身支度、幼稚園への送迎)、夜は勉強会、歯科医師会公務など多忙です。
確かに、時間は余り無いかもです。

アドバイスは3点
・自費診療の曜日、時間帯(例:火曜日、金曜日の午後)をつくる
・院長の業務リストの作成後、優先順位の仕分けを行う
・院長ご自身の診療(歯科医師業務)は、17時までとし、
それ以降(17時から19時まで)は院長業務(経営者業務)を行う

これまで、スタッフ育成用の「業務リスト、育成カリキュラム」は作成して来たのですが、
今度は、院長、経営者用が必要となってくる予感がします。
来月の訪問時に、上記の取り組みが出来ているか? 検証、改善です。

そして、もう1件のご相談は、ユニット4台にて、昨年、年間医業収入が目標(9,000万円)をクリアし、
今年もクリアしそうなので、今後はご自身のライフスタイルを見直したいとの事でした。

・ユニット4台(治療用:2台/予防用:2台)
・スタッフ構成(歯科医師:1名/歯科衛生士:5名/受付助手:1名)
・業績(月間)
医業収入:700〜800万円
保険収入:600〜700万円
自費収入:100〜150万円
物販収入:約20万円
レセプト件数:約500件
新患:30件(紹介:10〜20件)
定期検診数:約300件

と、ユニット4台の超理想健全経営モデルです。
ここに来るまで、開業後10年(サポート開始から7年)かかりましたが(苦笑)…
実現したので善しです。

先生のご希望としては、「時短と週休3日の導入」という破格の待遇改善です。
ただし、当たり前ですが…業績はキープしたままです。
流石に、一挙にご希望を叶えるには、難しいと思いましたので、
どうすればそう成れるかをチーフスタッフと3人で考えました。

3人で考えた共創案
まずは、時短実現のために…
・診療時間は、17時までとし、18時までに退所する
・お昼休み時間を無くし、交替(スタッフ3名、院長)にて診療を行う
・この場合、アポイント数は1時間3名となり診療人数は、微減する

次に、週休3日制度導入に向けて…
・人員をさらに確保し、フルオープン(現在木曜日休診)とする
・常時:歯科医師1名、歯科衛生士5名、受付助手1名の体制とする
・上記の待遇であれば、採用には有利となると考える
・人員増=歯科医師(非常勤)、歯科衛生士(+3名)を目指す

その為の、業績確保に向けて
・診療スタッフ増の為、予算も上方修正する
・月間医業収入1,000万円の確保が条件となる
・保険収入:900万円
・自費収入:100万円
・物販収入:30万円
・レセプト件数:600件
・定期検診数:450件

ユニット6台であれば、上記の数字は可能で有るが、
ユニット4台フルオープンモデルでは、新たなチャレンジとなる。
新しいモデル創設に向けてのプロジェクト開始です。

また経過報告は、このメルマガ配信にて…

成功事例(定期健診200件から400件へ)

親愛なる皆様、いつも大変お世話になっております。

まずは、プラーベートのご報告より
4年ほど前から再開しました趣味のゴルフですが、今年に入り多忙のため、
なかなかラウンド出来なかったのですが、5月に入り天候も良かったので、
休日また空き時間を利用して3ラウンド行うことが出来ました。
スコアも3ラウンド全て100切り、直近のラウンドは今シーズンベストの92(OUT 49、IN 43)でした。
念願の80台まであと少しです。
今年に入り、月に1度有るか無いかのラウンドでは、なかなかスコアも良くなかったのですが、
月に3ラウンドもするとスコアも良くなりました。
今後もこのペースでラウンドしたいと考えておりますので、お付き合いして頂ければ嬉しいです。

なぜこの事から書き始めたのか?
それは、やはり何事も経験、慣れが必要だと感じたからです。
前のラウンドで、良かったことは継続する。
ミスしたら、それをしないように練習する。
そして、実践ラウンドで試す。そうすれば上手くいく。
改善のサイクルのスピードが上がるという事です。
ということは、院内でも業務改善ミーティングを週に1回(30分ほど)すれば、
改善のスピードがあがるはずです。
是非実践してみてください。

今回は、約2年前からサポートを開始し、
定期健診数が200件から400件へと倍増した事例をご紹介します。

・開業25年
・ユニット台数:4台
・スタッフ構成
歯科医師:1名(院長)、1名(非常勤:週1勤務)
歯科衛生士:5名(現在)、訪問当時は2名
受付助手:2名

院内のシステム再構築を依頼され、サポートを開始しました。
院長先生が、念入りに事業計画を作成しておられたのですが、スタッフとの一体感が無く、
実行に移せておられませんでした。
チーフのOさんに協力要請(個人面談)し、
医院の一体感創り(院長の方向性に一番に賛同し、動き、皆に伝え、協働する)をお願いし、
予防管理型システム構築研修会と目標管理ミーティング、経営相談を同時並行で行いました。

この医院様では、ビジョンが明確だったので、ビジョンを実現することで、
「来院者にとって、医院にとって、自分達にとって」
とてもより良い状態(幸せと豊かさの追求)になることを真摯に伝えました。
幸い素直なスタッフの皆様であり、新卒DHとDAの加入で、スタッフ数にも余裕が出たため、
カウンセリングを行う時間が確保出来ました。
素直さは大事です!教えた事、決めた事を即実践して頂きました。
また、一挙に全てを皆でする訳では無く、役割分担しました。

《予防管理型システムの全体像》
・初診時カウンセリング
・基礎資料収集
・カンファレンス
・セカンドカウンセリング
・むし歯、歯周病のカウンセリング
・補綴コンサルティング
・定期健診のご案内

新人のDA(30歳)に受付業務と「初診時カウンセリング」を指導し、
新卒のDHに「基礎資料収集」を徹底してもらい、
ベテランスタッフ達に「むし歯・歯周病・定期健診ご案内」のカウンセリング、
院長先生に「セカンドカウンセリング・補綴コンサルティング」を担当して頂きました。

《予防管理型システムの役割分担》
・初診時カウンセリング:受付助手
・基礎資料収集:新人DH
・カンファレンス:受付助手、院長
・セカンドカウンセリング:院長
・むし歯、歯周病のカウンセリング:ベテランDH
・補綴コンサルティング:院長(いずれはTC)
・定期健診のご案内:ベテランDH

勿論、説明に必要な資料は、弊社にて準備させて頂き、活用して頂きました。
コロナ禍であり、現場とリモートでのサポートでしたが、
上記に書いた様に、教えた事、決めた事は即実践して頂きましたので、
半年もすると定期健診の来院者数と予防率に変化が見え始めました。

目標管理ミーティング時に、数字の共有を行うと、やはりモチベーションが上がります。
モチベーションが上がるだけでなく、業績も良いので、
各人の収入(冬のボーナスに加算)も上がりました。
これが、真に善循環システムですね(笑)。
私もミーティングの冒頭で、スタッフの皆様に真摯にお伝えしたことが現実化したので、
今回このメルマガに書かせて頂きました。

現在の状況です。
ユニットが増え5台となり業績は、
・保険収入:650万円
・自費収入:100万円
・物販収入:10万円
・医業収入計:760万円
・レセプト件数:550件
・新患数:20件
・定期健診数:月約400件(DH 3.5人で対応)

今後は、ユニット5台にて
《スタッフ構成》
歯科医師:1名(院長)+非常勤1名
歯科衛生士:6名(外来5名、訪問1名)
歯科助手:2名(受付、バックヤード)

《アポイント構成》
・治療用:2台
・予防用:3台

《業績目標》
・医業収入:830万円

《内訳》
・外来保険:600万円
・訪問診療:100万円
・自費収入:100万円
・物販収入:30万円
・外来レセプト件数:600件
・定期健診数:450件

と、私が理想とする「ユニット5台の歯科経営モデル(予防管理型にて年商約1億円)」
を院長先生が、60歳(還暦)になられるまで(あと2年)に創造し、
その後、先月お伝えしました「事業承継」という形で、後進にバトンタッチ出来ればと考えております。
今後の課題は、やはり歯科衛士の採用、育成ですので、今後のサポートは、人事が中心となりそうです。
採用→定着、育成→考課(評価)の順にて、しっかりサポートして参ります。

いつも、変わり映えしない内容ですが、実践事例のご紹介を今後もお伝えして参る所存です。
今後とも、宜しくお願い致します。

 

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