共創レポート

3.経営計画書作成シリーズ(ビジョン・重点目標)

親愛なる皆様、お疲れ様です。
昨晩は、久しぶりに北九州小倉の夜を先生方との会食で堪能してきました。
今日は、夕方最後の仕事前に早めの食事を摂り、この原稿を書き始めました。
時に世間は、WBCで盛り上がり、私もこの大会においてかなりの学びがあり、
研修会の冒頭にてシェアさせて頂いております。
改めて「目標・目的・スローガン・一体感、そして事前対応(前準備)」の大切さを確信しました。

さて先日、研修先の医院様での出来事です。
待合室にて、研修会の時間を待っていると、最後の会計の患者さんが帰り際にこう仰いました。
患者:「御免なさい、1つ質問があるんだけど、良いかしら?」
受付:「はい、私で宜しければ…」
患者:「家にね、ワンちゃんが居るんだけど、
歯石を取るのに私が使っている歯磨き粉を使っても良いかしら?」
受付:(予期せぬ質問に)しばらく無言…「院長に確認して来ます!」
その後、院長先生が親切丁寧に応対され、患者さんは満足げにお帰りになられました。

ここで、私は、この患者さんの質問を物凄く疑問に感じました。
“歯石を取るのに、歯磨き粉を使って良いかしら?”
歯石は、患者さんが取り除くことは出来ないはず、もしかして歯垢と勘違いかな?
一般の患者さんたちは、もしかしたら違いをご存じないのかもしれません。
私は仕事柄、これまで数多くの優秀なDHさん達の口腔衛生指導を受けて来ましたので、
相当デンタルI Qが高いと勘違いしております(笑)。

以前、TBI時に食物残渣を落とすのは、ブラッシング及び洗口であるが、
このブラッシングは「エチケット」であり、
歯垢を落とすのは、「プラークコントロール」と教えていただきました。
つまり、ブラッシングにかけている時間で上記の違いがわかる。
・エチケットの場合は、〜2分間
・プラークコントロールの場合は、5分〜10分以上
プラスで言うと、歯ブラシ以外の清掃用具にフロスをお使いの方は、デンタルI Qが高いと…

以前の「歯科疾患管理(歯管)」の用紙には、冒頭に次の質問(問診)がありました。
お口のお手入れについて…
・歯磨きをするのは、1日何回?
・1回の歯磨きの時間は?
・歯ブラシ以外の清掃用具は?
つい、15年前位に院内研修会で伝えていた内容を思い出しましたので、書いてみました。

さて本題です。
今回のテーマは「重点目標」となります。
併せて、前回の原稿を読んでいただいた先生に、
自医院のビジョン創りのお手伝いをお願いされましたので、
今回は「ビジョン作成」の続編からお伝えします。

まず、ビジョン作成の続編ですが…
現在
・ユニット台数:5台(特診:1台、治療用:2台、予防用:2台)
・歯科医師:2名(院長、勤務医)
・歯科衛生士:4名
・歯科助手(受付):2名

3年後のビジョン「より質の高い歯科医療の提供」をスローガンに
・ユニット:5台(特診:1台、予防:4台)
・歯科医師の治療は「自由診療」、歯周治療・予防管理は「保険診療」とする
・歯科医師:2名(院長、副院長=奥様)
・歯科衛生士:6名
・歯科助手(受付):2名
・事務長(院長秘書):1名の総勢11名

特診室に院長、担当の歯科衛生士:1名
一般診療室には、副院長(奥様)、歯科衛生士:4名
残り1名の歯科衛生士は、カウンセリング室およびバックヤード業務
歯科助手は、受付及びバックヤード業務を行う
事務長は、午前は院長の患者説明用のスライド制作、午後は経理、広報業務を行う

上記のカタチにて、以下の業績目標を実現する
・月間医業収入1,250万円
・保険診療:80万点(800万円)
・自由診療:400万円(1日:20万円)
・ケア用品:50万円
・レセプト件数:700件
・新患:20名(紹介のみ1日1名受付)
・定期検診数:600件

如何でしょうか?
3年後のビジョンに向けて、強化していくポイントが重点目標となります。

例えば…
・歯科衛生士の採用、育成
・担当歯科衛生士制度の導入
・セカンドカウンセリングの強化(院長、副院長)
・院長の学術レベル向上(拡大視野における精密診療)
・滅菌関連の動画マニュアル作成

上記に優先順位、役割分担、計画、を決めて取り組んでいくことで、
ビジョン実現に近づいていくのではないでしょうか?
次回は「スローガン」について、お伝えしたいと思います。