共創レポート
7.経営計画書作成シリーズ(成長目標設定2)
- 2023年08月22日
- 共創レポート
親愛なる皆様、お疲れ様です。
ある大雨の日、高速道路が不通のため終日社内勤務となりました。
クライアント様にはご迷惑をお掛けする事になったのですが、
日頃できていない事、やりたくてもやれなかった事、もっと言えば、
本当はやらなくてはいけなかった事(第二象限の領域)ができて、とても有意義な時間となりました。
今回は、偶然このような時間が創れたのですが、今後は意図的に創り出さねばと、改めて反省しております。
さて、今日の本題に入る前に、前々回「業績目標設定」、そして前回「成長(行動)目標」の復習からです。
私は歯科医院における業績とは、ズバリ「医業収入と来院者数」だと思います。
◇医業収入
・保険診療
・自由診療
・物品(ケア用品)販売
◇来院者数
・レセプト件数
・新患数
・紹介数
・定期検診数
・延患者数
上記の8項目に目標設定します。
例えば、
・ユニット台数:6台
・スタッフ構成:12名
・歯科医師:2名
・歯科衛生士:7名
・歯科助手(受付含む):3名
上記の場合、診療スタッフ数が12名なので、労働生産性の観点から
理想である「月間医業収入:1人あたり100万円」だとすると
医業収入は、月間1,200万円、年間14,400万円(1億4,400万円)となります。
保険と自費の割合は、医院の診療スタイルによって異なりますが、
ここでは、
・保険診療:1,000万円
・自由診療:200万円
・物販収入:20万円
・医業収入計:1,200万円+20万円 としましょう。
保険診療が1,000万円(100万点)であれば、レセプト件数は800件必要でしょう。
この場合、レセプト1枚あたりの平均点数は、1,250点となります。
レセプト件数が、800件であれば
新患数は、40〜80名(レセプト件数の5〜10%)
定期検診数は、レセプト件数の半分以上が理想ですので、400〜500件
何より一番大事なのが「延患者数」です。
1日のアポイントをしっかり作る事が、良い歯科医療を提供でき、業績(=健全経営)にも繋がります。
1時間に1人、診療時間が8時間=8人
ユニット台数が、6台なので、8人×6台=48人
約50人×診療日数(22日)であれば、1,100人が目標数値となります。
であれば、1,200万円÷1,100人ですので、1回あたり約11,000円となります。
ということで、おさらいです。
◇業績目標
・医業収入:1,200万円
・保険診療:1,000万円(100万点)
・自由診療:200万円
・物販収入:20万円
◇来院者数
・レセプト件数:800件
・新患数:60人
・紹介数:30人
・定期検診数:500人
・延患者数:1,100人(診療日数により異なる)となります。
今回は、上記の業績目標を実現する「成長(行動)目標」に関してお伝えします。
成長目標は、まず歯科経営重要5項目に設定します。
1.学術
2.接遇
3.環境
4.設備
5.広報
学術は、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手(受付)にて設定します。
例えば、
・歯科医師:拡大視野での精密診療の修得(マイクロエンド)
・歯科衛生士:歯周治療の診断レベルアップ(リスク検査・診断)
・歯科助手:歯科疾患と全身疾患の関連性を理解する(お薬の口腔内への影響)
というふうにテーマと目標を決め、それぞれにPDCAを回していきます。
接遇であれば、接遇マナー5原則のレベルアップ
接遇マナーの5原則
1.挨拶:挨拶の前に名前を呼ぶ
2.表情:スマイルチャージ体操(めざましテレビより)を日々実践する
3.態度:背筋を伸ばす
4.身だしなみ:髪型
5.言葉遣い:ゆっくり、落ち着いて、丁寧に話す
環境であれば、場所を決めての「5S運動」
場所:バックヤード
◇5S
1.清掃(シンク)
2.清潔(洗浄の徹底)
3.整理(模型)
4.整頓(棚の配置替え)
5.躾(業務リスト・マニュアル化)
設備の活用(点検整備、管理)
・機器管理担当者を決める
(例)不具合、修理依頼物等、毎週月曜日に状況報告
・現在、使用・活用できていない機器のリストアップと活用法を決める
(例)マイクロスコープ、iTero、唾液検査
・今後、必要とされる機器の導入
(例)エアフロー増設
広報:院内・外における情報発信
【院内】
◇待合室
・掲示物、デジタルサイネージ
◇診療室
・チェアサイドにケア用品展示
・チェアサイドディスプレイの活用
・定期検診来院者へは、いろ歯通信を説明後手渡す
【院外】
・HP更新(担当者を決める)
・更新コンテンツ、サイクルを決める
・SNS(インスタグラム投稿)
上記のテーマ・目標設定・アクションプラン作成は、
年末開催の「経営計画書作成セミナー」内にて、詳しく説明致します。
次回は、プロジェクトに関する取り組みをお伝えします。
今月も良い日々をお過ごし下さい。
6.経営計画書作成シリーズ(成長目標設定)
- 2023年07月26日
- 共創レポート
親愛なる皆様、お疲れ様です。
熊本地方は大雨の中、クライアント様待合室にて待機中にこのメルマガを書き始めました。
しかし、毎年決まって6月の最終週、もしくは7月の最初の週に豪雨被害が出ますね。
そして梅雨明け、本当に自然のサイクルとは不思議なものです。
この1ヶ月は、嬉しいことが沢山ありました。
少し事例をご紹介します。
◇1例目「DH主任の笑顔」
クライアント先にて、DH主任の面談時に
「松岡社長聞いて下さい!早く言いたくて、たまりませんでした。」の第一声。
昨年入所した新卒DH、先日の主任との面談時に
「歯周病認定衛生士を目指したい」と宣言してくれたそうです。
1年前には到底考えられない事で、
小児診療が好きとか、近々彼氏と結婚したいとか言っておりましたが、考えが変わったそうです。
この1年間で、主任が懸命に関わり育成された成果だと感じました。
(確かに、この新卒DH会うたびに表情が良くなっています。)
とても笑顔で話されているのを見て、こちらもとても嬉しくなりました。
◇2例目「院長の決意表明」
約1年前にコンサル開始した院長先生は私と同世代(50代後半)、
この1年間で、まずは時短に踏み切り、次にアポイント改善、離職なくメンバーも3名増え、
業績も上々、医業収入、レセプト件数が共に前年比120%増加いたしました。
この業績向上のポイントは、タイトルの院長の年頭の決意表明だと確信しております。
院長先生は、年頭の経営方針発表の最後に、こう仰いました。
「皆の雇用を守るため、僕は死ぬまで働く!だから、この先も一緒に頑張って欲しい!」
と聞いていて痺れました。スタッフは感動しておりました。
こうして医院の一体感が強まり、取り組みがさらに良くなりました。
その成果だと思います。やはり院長の「念い・決意」が一番ですね…
◇3例目「新人DH積極行動」
この春より、新人3名(新卒1名、経験者2名)の研修会を任されました。
医院のシステムをインストールするのが研修会の目的です。
医院のシステムとは、3つ
・「初診時の応対(問診、主訴対応)」
・「検査(基礎資料収集)」
・「セカンドカウンセリング後のDHカウンセリング(むし歯・歯周病)」
上記3点を説明、理解、実践出来るようにとの全6回コースです。
この研修会の中で、新卒DHの活躍が素晴らしいのです。
1回目の講義後に、しっかりと初診時の応対のマニュアルを作成してくれました。
(とても素晴らしい出来にて、私が欲しいくらいでした。)
また、検査実習も自ら手を挙げ「私に術者をやらせて下さい!」と常に積極的です。
将来有望なスタッフで、この夏より金子トレーナーの
歯周治療レベルアップ講座(全6回)も始まりますので、
成長を支援していくのが、益々楽しみです。
まだまだ、書きたいこと、良いこと沢山ありますが、今回はこの辺で…
さて、今日の本題に入る前に、前回の「業績目標設定」の復習からです。
私は歯科医院における業績とは、ズバリ「医業収入と来院者数」だと思います。
◇医業収入
・保険診療
・自由診療
・物品(ケア用品)販売
◇来院者数
・レセプト件数
・新患数
・紹介数
・定期検診数
・延患者数
上記の8項目に目標設定します。
例えば、
・ユニット台数:5台
・スタッフ構成:10名
・歯科医師:2名
・歯科衛生士:6名
・歯科助手(受付含む):2名
上記の場合、診療スタッフ数が10名なので、労働生産性の観点から、
理想である「月間医業収入:1人あたり100万円」だとすると、
医業収入は、月間1,000万円、年間1億2,000万円となります。
保険と自費の割合は、医院の診療スタイルによって異なりますが、
ここでは、
・保険診療:800万円
・自由診療:200万円
・物販収入:20万円
・医業収入計:1,000万円+20万円 としましょう。
保険診療が800万円(80万点)であれば、レセプト件数は、600〜700件必要でしょう。
この場合、レセプト1枚あたりの平均点数は、1,100〜1,350点となります。
レセプト件数が、600〜700件であれば
新患数は、30〜70名(レセプト件数の5〜10%)、
定期検診数は、レセプト件数の半分以上が理想ですので、300〜450件
何より1番大事なのが「延患者数」です。
1日のアポイントをしっかり作る事が良い歯科医療を提供でき、業績(=健全経営)にも繋がります。
1時間に1人、診療時間が8時間=8人
ユニット台数が、5台なので、8人×5台=40人
40人×診療日数(22日)であれば、880人が目標数値となります。
であれば、1,000万円÷880人ですので、1回あたり約11,400円となります。
(前回のユニット4台モデルよりスタッフ数が増えた分、生産性が高まってます。)
ということで、おさらいです。
◇業績目標
・医業収入:1,000万円
・保険診療:800万円(80万点)
・自由診療:200万円
・物販収入:20万円
◇来院者数
・レセプト件数:600〜700件
・新患数:40人
・紹介数:20人
・定期検診数:400人
・延患者数:880人(診療日数により異なる)
となります。
今回は、上記の業績目標を実現する「成長(行動)目標」に関してお伝えします。
成長目標は、まず歯科経営重要5項目に設定します。
1.学術
2.接遇
3.環境
4.設備
5.広報
学術は、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手(受付)にて設定します。
例えば、
・歯科医師:拡大視野での精密診療の修得(マイクロエンド)
・歯科衛生士:歯周治療の診断レベルアップ(リスク検査・診断)
・歯科助手:歯科疾患と全身疾患の関連性を理解する(お薬の口腔内への影響)
というふうにテーマと目標を決め、それぞれにPDCAを回していきます。
接遇であれば、接遇マナー5原則のレベルアップ
1.挨拶:挨拶の前に名前を呼ぶ
2.表情:スマイルチャージ体操(めざましテレビより)
3.態度:背筋を伸ばす
4.身だしなみ:髪型
5.言葉遣い:ゆっくり、落ち着いて、丁寧に話す
環境であれば、場所を決めての「5S運動」
場所:バックヤード
◇5S
1.清掃(シンク)
2.清潔(洗浄の徹底)
3.整理(模型)
4.整頓(棚の配置替え)
5.躾(業務リスト・マニュアル化)
上記のテーマ・目標設定・アクションプラン作成は、
年末開催の「経営計画書作成セミナー」内にて、詳しく説明致します。
これ以上書くと、とても長くなりますので「設備・広報」は、次回にします。
今月も良い1月をお過ごし下さい。
5.経営計画書作成シリーズ(業績目標設定)
- 2023年06月13日
- 共創レポート
親愛なる皆様、おはよう御座います。
ただいま、いつものスタバにてこの原稿を書き始めました。
この春から勤務されている素晴らしいスタッフ方(2名)の接客(接遇)に気分良くしております。
店内は、とても良い雰囲気です。
これだけ、お客様とお話しするお店が在るのでしょうか?
あっ、有りました!
私が訪問している歯科医院様(クライアント様)方です。
今回は、接客(接遇)のお話から入りたいと思います。
私は仕事柄、出張つまり外食が多いため、できるだけ野菜を摂ることを心がけております。
そこで、時折利用するお店の1つが「リンガーハット(長崎チャンポン)」です。
このお店のコンセプトが、1食で1日分の野菜摂取です。
又の名を「モグベジ食堂」と言います。
先月、いつも利用するお店と別のお店に入ったのですが、
そこのスタッフの皆様の接客が素晴らしかったのです。
挨拶、表情、声かけ、言葉使い…とても良い気分で食事をしました。
仕事柄、何故接客が良いのか考えてみました。
・店長さんの指導、育成が良いのか?
・地元(本家)長崎のお店だから?
・たまたま?
謎が解けました!
お客様アンケートがありましたので見てみました。
アンケートの内容5項目です。
1.接客(6項目)
2.清掃環境(3項目)
3.味/料理(3項目)
4.来店日時
5.その他
それぞれに意味がありました。
これを書き始めると、3Pほどになるので割愛しますが…
歯科医院も一緒です。
歯科経営の重要5項目は、
1.学術=料理(味) ※これが「本質サービス」
2.接遇=接客 ※これは「表層サービス」
3.環境=清掃環境 ※これも「表層サービス・5Sの徹底、滅菌は本質かもしれない」
4.設備=機械、器具
5.広報=情報発信
上記にプラスで「財務・人事」です。
確かに、私のクライアント様も上記の「環境」を強化されている医院様は業績が向上しております。
例えば
・医院全体でクレンリネス(予防清掃)に取り組んでいる
・週に1度、アポイントを切り、清掃活動している
・クリーンスタッフ専任を雇用している等…
ここから、上記5項目について書き始めたら、経営計画書作成セミナーが始まりますので、
この件も年末の経営計画書作成セミナー時のお楽しみにされて下さい。
そういえば、パワーパートナーである「徳永恵美子(Officeツグミ代表)」の依頼で、
今秋(令和5年9月20日)に、歯科院長先生向けに講演します。
演題は「歯科院長のリーダーシップを発揮する」です。
医院活性化、業績向上、永続的に成長発展する組織運営のためにとても重要な課題です。
さて、今日の本題です。「業績目標設定」
経営を良くするにあたり、とても重要なテーマです。
私は歯科医院における業績とは、ズバリ「医業収入と来院者数」だと思います。
◇医業収入
・保険診療
・自由診療
・物品(ケア用品)販売
◇来院者数
・レセプト件数
・新患数
・紹介数
・定期検診数
・延患者数
上記の8項目に目標設定します。
例えば、
・ユニット台数:4台
・スタッフ構成:7名
・歯科医師:1名
・歯科衛生士:4名
・歯科助手(受付含む):2名
上記の場合、診療スタッフ数が7名なので、労働生産性の観点から
理想である「医業収入:1人あたり100万円」だとすると、
医業収入は、月間700万円、年間8,400万円となります。
保険と自費の割合は、医院の診療スタイルによって異なりますが、
ここでは、
・保険診療:600万円
・自由診療:100万円
・物販収入:10万円
・医業収入計:700万円+10万円
としましょう。
保険診療が600万円であれば、レセプト件数は、450〜500件必要でしょう。
この場合、レセプト1枚あたりの平均点数は、1,200〜1,350点となります。
レセプト件数が、450〜500件であれば
新患数は、25〜50名(レセプト件数の5〜10%)
定期検診数は、レセプト件数の半分以上が理想ですので、250〜300件
何より1番大事なのが「延患者数」です。
1日のアポイントをしっかり作る事が、良い歯科医療を提供でき、業績にも繋がります。
1時間に1人、診療時間が8時間=8人
ユニット台数が、4台なので、8人×4台=32人
32人×診療日数(22日)であれば、704人が目標数値となります。
であれば、710万円÷704人ですので、一回あたり約10,000円となります。
ということで、おさらいです。
◇業績目標
・医業収入:710万円
・保険診療:600万円(60万点)
・自由診療:100万円
・物販収入:10万円
◇来院者数
・レセプト件数:500件
・新患数:25人
・紹介数:15人
・定期検診数:300人
・延患者数:700人(診療日数により異なる)
となります。
自医院の業績目標(8項目)
可能であれば、ミーティング時にスタッフと共有してみて下さい。
次回からは、成長(行動)目標に関してお伝えします。
4.経営計画書作成シリーズ(スローガン)
- 2023年05月23日
- 共創レポート
親愛なる皆様、お疲れ様です。
GWの中日、早朝ラウンドを終え昼食を摂り、この原稿を書き始めました。
今日のラウンドでの収穫は、芝生の上からのアイアンショットの感覚です。
インに入ってから、一度シャンク(ロングホールの第3打、残り120Yのパーオンチャンスにて力みました)
したのですが、それから何故?を考え、スイングの軌道修正、
そこからは滅茶苦茶アイアンがキレ始めました。
(16番ミドル:残り150Yパーオン、17番ショート:160Yワンオン、
18番ロング:残り130Yパーオン、しかし全て3パットのボギー…苦笑)
前半はティーショットが、後半はパッティングが悪かったので、スコアは良くありませんでしたが、
なんだか後味の良いラウンドでした。
さて先月末に、経営計画書作成セミナーのフォローアップ講座を開催しました。
第1回目のテーマは「学術向上」でした。
年末の本講座開催まで、折角昨年末に精魂込めて作成した「経営計画書」を実のあるものにしたいと考え、
毎月テーマを変えての開催、日曜日の朝8時から10数名の先生にご参加頂き、
僅か1時間ですが「振り返りとアクションプラン作成のサポート」を行いました。
同じく歯科経営サポートの一環として、コロナ禍に始めた「朝活(オンライン経営相談)」も、
最初は月に4.5件でしたが、最近は多い時で月の半分(10〜15件)は実施しております。
流石に早朝移動の際は対応出来ないのですが、
60歳を目の前にし、将来の仕事のカタチになるのではないかと考えております。
ということで、今年のこのメルマガのテーマも「経営計画書作成」でした。
2月:理念
3月:ビジョン
4月:ビジョン続編・重点目標
今回のテーマは「スローガン」です。
スローガンとは、以下の通りです。
「団体や運動の主張や目標を強く印象づけるために,効果的に要約した文章。標語。」
※標語…主張・信条や行動の目標、指示内容などをわかりやすく簡潔に言い表した語句。
私は、このスローガンが大切だなと感じたのが、
以前、工藤公康氏がソフトバンクホークスの監督時代、日本一になられた際の勝利監督インタビューにて、
このように仰られたのを記憶しております。
「こうして日本一になれたのも“ワンダホー(ワンダフル・ホークス)”というスローガンの元に、
選手、スタッフ、ファン…一丸となって戦えたからです!」
一つの言葉で一丸となる、皆の気持ちが奮い立つ、理想です!
ラグビーの日本代表チームであれば、
・2019年「ONE・TEAM」
・2023年「OUR・TEAM」
サッカーの日本代表チームであれば、
・2022年「新しい景色を2022」
・2023年「夢への勇気を」
さて、WBC日本代表(侍ジャパン)のスローガンは、何だったのでしょうか?
調べてみました…何故か、わかりません(苦笑)。ご存知の方、教えて頂けますか?
ちなみに、弊社マクロンであれば、第23期は「One&Only(唯一無二の存在へ)」
ご参考までに、クライアント様のスローガンは…
・知好楽の「楽」
・皆華
・不易流行
・凡事徹底
・利他の精神
・前進全霊
・人材増強
今年は、何故か漢字が多いです。(例年は横文字ですが…)
年末の経営計画書作成に向けて、今から考案し、準備しておくのも一案だと思いますが、
如何でしょうか?作成のポイントを調べましたので、下記に記載します。
【スローガンを作成するときの基本ポイント4つ】
① メッセージ性
② 分かりやすい表現を心がける
③ 誰に伝えるのかを考える
④ 盛り込みたいキーワードを選別する
スローガンは企業の本質が表れるからこそ、質の高いものになるよう工夫する必要があります。
そんなスローガンを作成する際のポイントを解説します。
① メッセージ性
大手企業はスローガンの作成を外注する場合もあります。しかし社内で考えれば、
「従業員が売上貢献への意識を高める」
「日ごろ忘れがちな企業としての取り組みやアイデンティティの再確認ができる」
といった効果も期待できます。
最初から1つの正解を見つけようとするのではなく、
アイデアを出しながら複数の単語をピックアップし、候補をつくります。
時間をかけて検討すると「企業として消費者に伝えたいこと」が鮮明になってくるはずです。
②分かりやすい表現を心がける
スローガンは企業のブランディングにつながるため、会社の「顔」ともいえます。
「今後、企業をどのような方向性に導いていきたいのか」
「企業が今進めたい方向性は何か」を盛り込んだメッセージの作成が重要です。
その際、誰でも理解できる分かりやすい言葉や表現にするよう意識します。
内容がどんなに優れていても難しすぎて受け取り側が理解できなければ、
インパクトが薄れますし、価値も半減してしまいます。
③誰に伝えるのかを考える
スローガンを作成する前に、まずそのスローガンは顧客・取引先・従業員など、
誰に対して向けられたものであるのかを認識して取り組みます。
スローガンはメッセージ性の強いもの。そのメッセージの受け取り手を明確にします。
相手が誰かによって企業としての向き合い方は異なるので、
企業にかかわるすべての人に向けてのスローガンを考えるのは非常に困難です。
しかし相手が明確であれば、スローガンの方向性もおのずと決まってきます。
④盛り込みたいキーワードを選別する
スローガンに使用するワードを選別する際は、前向きでポジティブな言葉をピックアップします。
企業としてのポジティブな姿勢が伝わるような言葉を選ぶと、
受け取り側の心に響きやすくなり、印象にも残ります。
またメッセージ性の高いスローガンであればあるほど、
前向きなワードを使用すると好感度や支持率の増加が期待できます。
受け取り側が従業員であれば自社に対するロイヤリティが高まり、
顧客であればリピーターの確保につながります。
私のお気に入りのスローガンは…
・トヨタ自動車:「Fun To Drive」
・コスモ石油:「心も満タンに」
・ファミリーマート:「あなたとコンビニ」
・オリンパス:「Your Vision, Our Future…人々の思い、願いをかなえるために」
・NTTドコモ:「手のひらに、明日をのせて」
・サントリー:「水と生きる SUNTORY」
・日清食品:「美味しい、の その先へ」
・ヤマハ:「感動を・ともに・創る」
そして、1番お気に入りが、これです!リンク貼っておきます。
https://www.toray.co.jp/ir/pdf/lib/lib_a393.pdf
アンテナを立てれば、良い情報は入ってきます。
今月は、スローガン考案のアンテナ立てましょう!
次回は「業績目標設定」です。
3.経営計画書作成シリーズ(ビジョン・重点目標)
- 2023年04月20日
- 共創レポート
親愛なる皆様、お疲れ様です。
昨晩は、久しぶりに北九州小倉の夜を先生方との会食で堪能してきました。
今日は、夕方最後の仕事前に早めの食事を摂り、この原稿を書き始めました。
時に世間は、WBCで盛り上がり、私もこの大会においてかなりの学びがあり、
研修会の冒頭にてシェアさせて頂いております。
改めて「目標・目的・スローガン・一体感、そして事前対応(前準備)」の大切さを確信しました。
さて先日、研修先の医院様での出来事です。
待合室にて、研修会の時間を待っていると、最後の会計の患者さんが帰り際にこう仰いました。
患者:「御免なさい、1つ質問があるんだけど、良いかしら?」
受付:「はい、私で宜しければ…」
患者:「家にね、ワンちゃんが居るんだけど、
歯石を取るのに私が使っている歯磨き粉を使っても良いかしら?」
受付:(予期せぬ質問に)しばらく無言…「院長に確認して来ます!」
その後、院長先生が親切丁寧に応対され、患者さんは満足げにお帰りになられました。
ここで、私は、この患者さんの質問を物凄く疑問に感じました。
“歯石を取るのに、歯磨き粉を使って良いかしら?”
歯石は、患者さんが取り除くことは出来ないはず、もしかして歯垢と勘違いかな?
一般の患者さんたちは、もしかしたら違いをご存じないのかもしれません。
私は仕事柄、これまで数多くの優秀なDHさん達の口腔衛生指導を受けて来ましたので、
相当デンタルI Qが高いと勘違いしております(笑)。
以前、TBI時に食物残渣を落とすのは、ブラッシング及び洗口であるが、
このブラッシングは「エチケット」であり、
歯垢を落とすのは、「プラークコントロール」と教えていただきました。
つまり、ブラッシングにかけている時間で上記の違いがわかる。
・エチケットの場合は、〜2分間
・プラークコントロールの場合は、5分〜10分以上
プラスで言うと、歯ブラシ以外の清掃用具にフロスをお使いの方は、デンタルI Qが高いと…
以前の「歯科疾患管理(歯管)」の用紙には、冒頭に次の質問(問診)がありました。
お口のお手入れについて…
・歯磨きをするのは、1日何回?
・1回の歯磨きの時間は?
・歯ブラシ以外の清掃用具は?
つい、15年前位に院内研修会で伝えていた内容を思い出しましたので、書いてみました。
さて本題です。
今回のテーマは「重点目標」となります。
併せて、前回の原稿を読んでいただいた先生に、
自医院のビジョン創りのお手伝いをお願いされましたので、
今回は「ビジョン作成」の続編からお伝えします。
まず、ビジョン作成の続編ですが…
現在
・ユニット台数:5台(特診:1台、治療用:2台、予防用:2台)
・歯科医師:2名(院長、勤務医)
・歯科衛生士:4名
・歯科助手(受付):2名
3年後のビジョン「より質の高い歯科医療の提供」をスローガンに
・ユニット:5台(特診:1台、予防:4台)
・歯科医師の治療は「自由診療」、歯周治療・予防管理は「保険診療」とする
・歯科医師:2名(院長、副院長=奥様)
・歯科衛生士:6名
・歯科助手(受付):2名
・事務長(院長秘書):1名の総勢11名
特診室に院長、担当の歯科衛生士:1名
一般診療室には、副院長(奥様)、歯科衛生士:4名
残り1名の歯科衛生士は、カウンセリング室およびバックヤード業務
歯科助手は、受付及びバックヤード業務を行う
事務長は、午前は院長の患者説明用のスライド制作、午後は経理、広報業務を行う
上記のカタチにて、以下の業績目標を実現する
・月間医業収入1,250万円
・保険診療:80万点(800万円)
・自由診療:400万円(1日:20万円)
・ケア用品:50万円
・レセプト件数:700件
・新患:20名(紹介のみ1日1名受付)
・定期検診数:600件
如何でしょうか?
3年後のビジョンに向けて、強化していくポイントが重点目標となります。
例えば…
・歯科衛生士の採用、育成
・担当歯科衛生士制度の導入
・セカンドカウンセリングの強化(院長、副院長)
・院長の学術レベル向上(拡大視野における精密診療)
・滅菌関連の動画マニュアル作成
上記に優先順位、役割分担、計画、を決めて取り組んでいくことで、
ビジョン実現に近づいていくのではないでしょうか?
次回は「スローガン」について、お伝えしたいと思います。
2.経営計画書作成シリーズ(ビジョン)
- 2023年03月22日
- 共創レポート
親愛なる皆様、お疲れ様です。
最近の調子は、如何でしょうか?
今日は、いつものスタバ(博多駅界隈)での1人朝活スタートです。
暖かくなり過ごしやすくなってきましたが、花粉症にも立ち向かっている今日この頃です。
前回、冒頭に今年の6月からスタートする
「歯科衛生士・採用実践共創塾」のご案内をいたしましたが、
お陰様で定員を超える8医院様からのお申し込みをいただきました。
現在福岡県以外の医院様から地域開催のご要望もいただき、本当に嬉しい限りです。
案内にも書きましたがこれは単なる研修会ではなく、成果創造するためのプロジェクトです。
必ずや成果を創り、クライアント様達のお役に立ちたいと考えております。
最近のトピックと致しましては、スタッフ研修会、ミーティングの冒頭に以下の質問をします。
Q1:何歳まで働きますか?働きたいですか?
Q2:その後の収入源は何ですか?
Q3:その後の年収は?
私はもうこの歳になりますので全て考えておりますが、
若いスタッフは意外と考えていないようで、年金の支給額も知らないようです。
医院内でのマネーリテラシー向上研修会の必要性を改めて感じました。
上記の質問の意図は、結局永く働くことが生活の安定にも繋がるし、
日々にやりがい、生きがいを感じることが、より良い人生になるのではないかを伝えているだけです。
(無論、そうでない方もいらっしゃるとは思うのですが…)
永く働くために必要な3力
・氣力(=モチベーション)
・体力(=健康管理、体力維持・強化)
・能力(=知識、技術、経験)
上記の能力の中の経験ですが、ただ単に仕事(業務)をこなすのではなく、
目の前の仕事に真摯に向き合うことで、以下の力が磨かれていくそうです。
・仕事の正確性や処理能力の向上
・観察力、応用力
・非常時に対する適応力、修正力
もっと早くに知りたかった情報でしたので、共有いたします。
さて、今回のテーマですが…
今年のメルマガは、経営計画書作成をテーマに進めていきたいと考えております。
前回が「理念(医院・経営)、方針」でしたので、今回は「ビジョン」となります。
私は以前参加した研修会で、理念は「追求するもの」、ビジョンは「実現するもの」、
成功者は「ビジョンを段階的に実現し続ける人」だと学びました。
例えると登山家と一緒ですね、
・最初は、町で一番高い山
・次は、市内で一番高い山
・そして、県内で一番高い山
・それから、日本で一番高い山
・最後は、世界で一番高い山
上記は、全て自分にとっての「山」で良いと思うのですが…
私自身の3年後のビジョンですが、私抜きで運営(経営)できる「マクロン」を目指しております。
現在の経営状態を私抜きで実現することで、
本当の意味で社員達の永続的な雇用が守れるのではないかと強く思うからです。
ビジョンは、「定性ビジョン」と「定量ビジョン」の2つで考えると良いと学びました。
【定性ビジョン(例)】
・唯一無二のかかりつけ歯科医院となる
・地域を愛し、地域に愛される歯科医院
・働くスタッフも来院者も笑顔で輝いている歯科医院
【定量ビジョン(例)】
・ユニット台数:6台(歯科医師用:2台、歯科衛生士用:4台)
・スタッフ構成:11名
・歯科医師:2名
・歯科衛生士:6名
・受付助手:2名
・事務長:1名
・休日:土・日(祝日は診療)
・診療時間:9時〜17時まで(お昼休み無し、交代制)
・月間医業収入:1,250万円
・保険:900万円
・自費:300万円
・物販:50万円
・レセプト件数:800件
・定期検診数:600件
・月間延患者数:900~1,000件
今回は、経営計画書作成のビジョンについてお伝えしました。
次回のテーマは「スローガン・重点目標」となりますが、
この原稿を読んでいただいた先生から自医院のビジョン創りのお手伝いをお願いされましたので、
次回は、「ビジョン作成」も続編ということで…
また、来月も宜しくお願いいたします。
《追記》
「経営計画書作成セミナー・フォローアップ講座」を4月より始める事となりました。
昨年行いました歯科経営人事塾ご受講の先生方からのご要望があり、
パワーパートナーの德永恵美子の協力も得られるという事で、全6回の開催を決めました。
私の定期訪問先の医院様は院内ミーティング、経営相談時に「PDCA」を回すのですが、
私の定期訪問先以外の先生(経営計画書作成セミナー受講済みの先生)にも
是非ご参加いただき、毎月振り返り(取り組みの検証改善)をし、
今年をより良い一年にしていただきたい。その念いだけです。
詳しくはこちらから↓
https://macron.co.jp/sys/blog/1716/
よろしくお願いいたします。
1.経営計画書作成シリーズ(理念・方針)
- 2023年02月21日
- 共創レポート
親愛なる皆様、いつも有難う御座います。
今回から「経営計画書作成シリーズ」として、
経営計画書作成について10回に分けてご紹介していきます。
【経営計画書作成シリーズ】
1.理念・方針
2.ビジョン(事業計画)
3.スローガン
4.業績目標設定
5.成長目標設定
6.重点目標(プロジェクト)設定
7.成長分野の行動計画作成
8.組織創り(役割分担)
9.タイムマネジメント
10.達成時の報酬・コミットメント
【1.理念・方針】
私が年末に開催する「経営計画書作成セミナー」でも冒頭に出てくるのが医院理念と医院方針です。
医院理念とは…
医院(院長)が仕事を行う上で、一番大切にしている考え方や念いが明文化されたものです。
日々この言葉を追い求め、実践するために生きていると言っても過言では無いでしょう!
医院方針とは…
方針とは、物事や計画を実行する上のおよその方向という意味です。
医院の基本となる姿勢、考え方、行動の指針が明文化されたものです。
私のクライアント様の素晴らしい事例を一部ご紹介します。
福岡市近郊にてご開業のS歯科医院様
医院理念
「親○」・「○寧」・「○摯」をモットーに、
最良の治療(cure)及び、最良の健康管理(health care)を実践し、
地域の方々の健康の維持・増進に努め、地域になくてはならない歯科医院であり続けます。
医院方針「3つの約束」
1.患者様への約束
・私たちは患者さんを理解し、患者さんに対する感謝の気持ちを忘れません。
・患者さんが診療室に入られる時、退出される時は、全員で挨拶することを心がけます。
・きちんと約束を守られる患者さんに対しては、お待たせしないよう配慮し患者さんの時間を大切にします。
・やさしい気持ち……
・クレーム対応……
2.スタッフへの約束
・スタッフ同士お互いに助け合い、お互いに感謝し、お互いに尊重することを忘れません。
・私たちはこの仕事、この職場に誇りを持ち、さらに進歩・向上するよう努力します。
・整理整頓を心掛け、常に診療室を清潔に保つよう心掛けます。
・診療の流れ……
・情報の共有化……
・質問への応対……
3.業者様への約束
・私たちは患者さんに限らず、当院に出入りする全ての人に対して、礼儀正しく、笑顔で接します。
・業者の方々の利益……
・注文在庫管理……
医院理念・方針を今一度見直していただき、明文化し、全員で共有できる状況を創りましょう!
全員で共有できる状況が鍵です。
・朝礼での全員での唱和
・院長室、スタッフルーム(医局)、待合室の掲示
・クレドカードを作成し、診療スタート前に必ず目を通す
今回は経営計画書作成の冒頭の医院の「理念・方針」についてお伝えしました。
次回はビジョン作成となります。
また来月も宜しくお願い致します。
歯科衛生士採用実践共創塾
- 2023年02月21日
- 共創レポート
親愛なる皆様、いつも有難う御座います。
本日は、10年に一度の寒波到来のため遠方への移動が出来ず、
事務所内にて今月号のメルマガ原稿を書き始めました。
「歯科衛生士求人採用実践パーフェクトマニュアル(ナインデザイン社制作)」を教材に、
歯科衛生士採用に関して再度学び始めました。
求人・採用に関しては数年前に学んだのですが、これも時代と共に変化し、
以前の知識・知恵では対応出来なくなりました。
そこで最近採用に関する案件は餅は餅屋で、
採用はプロの人事採用コンサルタントにご紹介しておりました。
お陰様で多くの医院様にて結果を出して頂き安心しておりましたが、
昨年よりクライアント様における採用が更に厳しくなり、
採用コンサルタントをご紹介する旨をお伝えしても、
やはりコストの面で一歩踏み出すことを躊躇しておられます。
求人紹介所からのご紹介にて求人が成功した場合、
年収の30%(年収300万円であれば、90万円)を成功報酬としてお支払いが必要となります。
それよりも、求人採用における原理原則を学び、実践し、成果を創り続けることで、
院内に採用の仕組みが出来るのではないかと強く思います。
毎月、歯科経営の人事サポートに関する協働体(TEAMツグミ)で意見交換するのですが、
毎年・毎月の状況は厳しくなっている様です。
そこでこのまま指を咥えて状況を静観するわけにもいかず、
ナインデザインの飯田社長制作の「歯科衛生士求人採用実践パーフェクトマニュアル」
を題材とした研修会(全5回)を開催することになりました。
この研修会は令和5年6月より福岡(博多)会場にてスタートします。
院長、そして側近の幹部スタッフ2〜3名と共にご参加いただき、
上記にも書きましたように求人採用の原理原則を学び、実践し、成果を創っていきましょう。
1回目:採用前準備
2回目:採用マーケティングの設計
3回目:採用マーケティングの運用
4回目:求職者の見学時、面接時応対のポイント解説
5回目:内定者フォロー、参加医院様の成果発表
講師陣は、ナインデザイン代表にて採用コンサルタントの飯田憲幸、
Officeツグミ代表にて人財育成コンサルタントの德永恵美子、そしてキャリアコンサルタントの城井美礼
毎回の進行運営は、私松岡が務めさせていただきます。
これまで私は10数年「医院活性化・業績向上」に関するセミナーは数多く行って参りましたが、
求人採用は初めての経験にていつも以上に気合い入っております。
よろしくお願いいたします。
詳しくは、ブログ(https://macron.co.jp/sys/blog/1695/)、下記チラシをご確認ください。
事例紹介(定期健診数・新卒採用)
- 2023年01月24日
- 共創レポート
親愛なる皆様、新しい年がスタートしました。
皆様は新しい1年をどんな念いでお迎えになられたでしょうか?
私はお天気も良く穏やかな予定の少ないお正月でしたので、久しぶりに天草の実家に帰り、
お墓参りにて近況報告と今年に懸ける念いを伝えることが出来、
とてもスッキリ晴れやかな気持ちになれました。
節目となる還暦までの3年間で、「実現したい・達成したい」目標を明確にしました。
あとは実行し、やり遂げるのみです!
今朝はいつもの博多駅界隈のスタバ様にてこの原稿を書き始めました。
奇しくも先日不幸な事件が近くで起きました。
早期の事件解決と、今後この様な不幸な事件が起きて欲しくないと切に願うばかりです。
近況をご報告いたしますと
・今月は、クライアント様の年初のキックオフミーティングに立ち会う
(昨日訪問の医院様、スタッフ達にて素晴らしいスローガンを決めておられました。)
・動画マニュアル作成の撮影(滅菌、接遇)を開始
・スポットの経営相談を数多くいただく
(経営計画書作成セミナーの影響でしょうか?有難い限りです。)
・川嵜塾第9期(受講生8名)がスタート
(川嵜塾長とインストラクター岩﨑氏の講義は歯科医師でない私ですがとても勉強になります。)
・次女の「はたちを祝う会」に参列
・昨年末に崩した体調も現在はとても好調
年末から年初にかけて、嬉しいお知らせも頂いております。
・昨年はコロナ禍にも関わらず、過去最高の業績
・念願の定期健診数(月間)の目標300人を達成
・新卒採用に成功
・年末に念願の医院発表会(医療法人:スタッフ20名、発表者7名)を開催
・医院リニューアルの決断
今回は、上記の中で「定期健診数(月間)300人達成」
「新卒採用の成功」の実例についてお伝えしたいと思います。
まず、定期健診数(月間)300人達成の医院様ですが…
今年は、毎月250人から270人にて推移しておりましたが、年内に必ず目標達成したいとの事で、
DH主任と受付副主任で話し合い、他のDH4人(パート含む)に協力を呼びかけ、
リコール(電話)を行なったそうです。
勿論お伝えする内容は、受付の副主任がスクリプト(台本)を書き、
皆に説明指導後、ロールプレイングを行い実践したそうです。
12月の予定者数が260名(毎月リコールにて20名ほど来院、予防率は常に100%超え)、
コロナ禍ということもありキャンセルが22名あったため、
予定者数238名から脅威のリコール来院者数64名、来院者数計302名にて晴れて目標達成されました。
この成功事例は、他の場面でも活用できるのでは無いでしょうか?
・強い思い(念い)を持ち
・協力者に呼びかけ
・皆の気持ちを一つにし
・皆で、取り組むことを決め、実践する
・進捗状況を日々確認し合い
・目標達成の喜び、達成感を共有する
今年は皆で高齢者医療管理(オーラルフレイル、訪問診療)に取り組まれるそうです。
私がお伝えしている「チームビルディング(共創)」を実践、成果創造してくれた案件でした。
今回のメルマガでは実は予定していなかったのですが、
余りにも嬉しかったので最初に書かせていただきました。
次に「新卒採用」の件ですが…
例年、私のクライアント様には、15〜20名の新卒歯科衛生士の採用が決まるのですが、
今回は厳しく、未だ3医院様のみの内定確保でしたが、
ここに来て3医院様から新卒採用が決まったとの嬉しいご報告がありました。
その3医院様なのですが、共通項がありましたのでシェアいたします。
・現スタッフの定着率が良い(ここ数年退職者が居ない、産休はあり)
・毎年新卒採用活動をしている(ノウハウの蓄積)
・副院長、チーフの存在(多忙な院長の代わりに積極的な採用活動を行なっている)
・医院の雰囲気がとても良い(訪問時の研修会時とても活気がある)
・入所1〜3年以内の先輩の存在(メンターとなる存在)
あくまで上記は私見ですが、今後の採用活動のご参考になれば幸いです。
また、もう1つの秘訣をお伝えしますと…
ある医院様では、夏休み前に必ず学校に挨拶訪問されています。
その際ただ単に菓子折り持ってお願いするだけでは無く、以下の項目をお伝えします。
・卒業生の現在の活躍
・現在のスタッフ構成(スタッフ数、スタッフの経験年数の一覧)
・当医院が何(診療分野:予防歯科、小児矯正、精密治療…)に力を入れているか?
・どの様な人材を求めているか?
・業務リスト、育成カリキュラム等を見せて指導育成(成長支援のサポート)体制
如何でしたでしょうか?
本来は、今年は「経営計画書作成」をテーマにシリーズ化して、
このメルマガ配信を考えておりましたが、昨年同様に成功事例を2つ書かせて頂きました。
2つの成功事例に共通するのが「取り組みの本気さ」だと思います。
「本気」とは、成果が出るまでの取り組む姿勢のこと、
「時間とお金」を使う「思考と行動」の優先順位だと思います。
私もこうして自分で伝えるからには上記を肝に銘じ、取り組んで参ります。
次号からは「経営計画書作成シリーズ」
・理念、方針
・ビジョン(事業計画)
・スローガン
・業績目標設定
・成長目標設定
・重点目標(プロジェクト)設定
・成長分野の行動計画作成
・組織創り(役割分担)
・タイムマネジメント
・達成時の報酬、コミットメント
をお伝えして参ります。お楽しみに…
今年も宜しくお願い致します。
事例紹介(理想経営の指標)
- 2022年12月19日
- 共創レポート
親愛なる皆様、いつも有難う御座います。
今朝はいつもと違い、行きつけのスタンドにて洗車中にこの原稿を書き始めました。
昨日は福岡のホテルにて朝活(ZOOM経営相談)を終え、仕事先である大分への移動、
道中紅葉が始まっており、特に湯布院辺りは素晴らしかったです。
このような体験が日々でき、とても感謝しております。
また移動時間は、とても思考(熟考)の時間となり充実します。
昨日移動中に、この様なお問合せがありました。
「松岡社長は、ユニット1台あたりの生産性はどの様にお考えですか?」
経営計画書作成セミナーの業績目標を設定するセッションでこの部分はお伝えするのですが、
スタッフ構成(歯科医師、歯科衛生士の人数)によるのですが、一般論としてこうお伝えします。
ユニット1台あたり
・医業収入:150〜200万円
・レセプト件数:100〜150件
上記の2点が、健全経営の指標となります。
もう1つの指標として、
スタッフ1人当たり(院長も含む)
・医業収入:月100万円
例えば、昨日訪問したクライアント様であれば、
ユニット4台
スタッフ構成:7名
・歯科医師:1名
・歯科衛生士:5名
・受付助手:1名
なので、上記に当てはめると
・医業収入は、600〜800万円
・レセプト件数は、400〜600件
・1人当たりにすれば、100万円×7人なので、700万円
実際は、
・医業収入:850万円
・レセプト件数:500件弱でしたので、
とても健全経営となっております。
F総研様での見解は、以下の通りです。
グレートクリニックの指標
・チェア1台あたりの売上目標値を200〜250万円/月
・スタッフ1名あたり売上の目標値を1,500〜1,800万円/年
著書「歯科医院の成長戦略バイブル(P6)」より引用、ご参考までに…
今年も年末を迎えるにあたり、いつもと違うな?と思うのが新卒採用状況です。
毎年私のクライアント様(約40医院)には、少なくとも10名以上、
2年前は20名の新卒歯科衛生士が入所されたのですが、今年は未だ2名の内定のみです。
・まだ動きが鈍いのか?
・それとも採用活動が、より厳しくなっているのか?
パワーパートナーであるナインデザインの飯田社長にこの後相談してみたいと考えております。
先日の研修会での1コマをご紹介します。
医院方針(クレド)をスタッフにインストールする研修を行なっていたのですが、
その中で「医院方針は学校の校訓みたいなものです。」と伝え、
小・中学もしくは高校生時代の校訓を書き出してもらいました。
そしたら1人のスタッフが次のように書いておりましたので、ご紹介します。
安井息軒「三計の教え」
・一日の計は、「朝」にあり
・一年の計は、「元旦」にあり
・一生の計は、「少壮(少年時代)」にあり
何事も初めが大事であるという考えをもとにして、
「今日という日は二度と戻らない。だから一日一日を、
その時その時を大切にしっかり勉強しなさい」という教え
息軒は、「三計塾」を開いて「斑竹山房学規」(はんちくさんぼうがっき)という
決まりを作って、塾生に厳しい考え方を示し、実行させた。
上の2つは存じておりましたが、最後の少壮(少年時代)は存じておりませんでした。
歯科に置き換えると、
少壮=新人時代(入所1年以内)の育成がとても大事であるということで、
育成の大切さ、そのための「業務リスト・育成カリキュラムの準備」、
「トレーナー、メンターによる育成システム」の運用の大切さを改めて感じました。
「スタッフ育成、給与システム構築」に関しては、
月に1件の限定にて制作サポートしておりますので、
制作をご検討の医院(先生)様は、お早めにお問合せご相談下さい。
また、このメルマガ配信ですが、来年もこのまま継続するのか?
新しいカタチ(動画配信)での情報発信にチャレンジするのか?
年末にしっかりと考えてみます。
今年も1年お世話になりました。心より感謝申し上げます。有難う御座いました。