共創レポート
共創レポート③
- 2019年07月11日
- 共創レポート
共創レポート第3話です。
今回は、何にアプローチすれば健康価値観が変わるのかをお伝えいたします。
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私のコンサルティングコンセプトは「患者様を来院者に変える!」です。
患者様は、歯科医院に治療にお見えになります。
いえ本当は、お口の健康の不具合によってお困りのQOLの改善を求めて来られます。
対して来院者は、悪くないのに定期検診(予防)のために通院されます。
いや、虫歯歯周病を予防するために通院される。
QOLの維持向上を求めて通院される。
一生涯、自分の歯で健康で豊かな人生を求めて来院される。
結局、お口の健康に対する考え方(=健康価値観)が違うのです。
この健康価値観をいかにして変える、もしくは高めていくのか?
ここが予防管理型システム構築の肝となります。
一初診中(初診日から治癒)に、目の前の患者様の健康価値観を変える、高めるには…
健康価値観を高めるカウンセリングを段階的に実施することですが、
その前にもっと肝心なことが…
それは、コミュニケーション構築です。
コミュニケーションとは…「相互理解」
天皇陛下のお言葉の中で、頻繁に出てくるのが「諸外国との相互理解を深め…」
相互理解を深め、信頼関係を構築することがとても大事です。
では、コミュニケーションスキルを高めるには?ということになってくるのですが…
簡単にいうと、以下の三つを高めて、いや広げていくことだと思います。
- 人間性
- 歯科の知識
- 歯科の技術
知識を高めるには、日々学ぶことです。日々の診療の中から、読書、セミナー参加、
Webおよび先輩、先生からの情報収集、その気になればいくらでもあります。
技術の向上は、トレーニングです。これしかありませんが…
大事なことは基本を知り、繰り返し練習し、出来るようになって
経験を積み上げることだと思います。
そして最終的には、成功するには、
「当たり前のことを当たり前に、徹底してやり続けること」だと、
敬愛するアチーブメントの青木仁志社長は仰います。
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次回から「カウンセリングの実践」に入っていきます…
共創レポート②
- 2019年07月11日
- 共創レポート
共創レポート第2話です。
今回は、松岡に転機を与えてくださった、康本征史先生の講演内容を
少しシェアしたいと思います。
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康本先生は、当時ユニット8台にて診療しておられ、5台が治療用、3台が予防用でした。
定期検診の保有者数を2年間で1,300名つくられた方法をレクチャーしていただきました。
最初の医院案内はスライドだったのですが、肝心なシステム構築の話が始まるや否や、
ホワイトボードによる熱演でした。
この時にボードに書かれた内容は、いまでも私は活用しております。
肝心の内容ですが…
リコールオリエンテーションを患者さん一人一人に行うという手法でした。
それまで、リコールオリエンテーション(福岡予防歯科研究会)の名前は
知っていたのですが、実施内容は違うものでした。
通常、治療終了後に予防に関するお話をするのですが、その案内の際
「今日で終わりました」ではなく、「次回が最後になりますね」と言い伝え、
次回の来院(リコールオリエンテーション)へ繋げる。
そして来院時に体験(PMTC)を通した最終動機付けを行うというものでした。
具体的には…
- 治療終了…1月15日
- リコールオリエンテーション…1月30日
- 定期検診の来院(1回目)…3月25日
- 定期検診の来院(2回目)…6月22日
クライアント様の医院で導入し、試してみると効果的面でした。
それに加え、レセプト件数が少なくアポイントに余裕がある医院様には、
SOTの導入を薦め、短期間でレセプト件数の増加および定期来院者数の増加が実現し、
医院様から喜びの声をいただき嬉しかったのを思い出しました。
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次回は、何にアプローチすれば変わるのかをお伝えいたします。お楽しみに…
共創レポート①
- 2019年07月11日
- 共創レポート
これから数回にわたり、松岡が歯科経営コンサルタントとして、 予防管理型システム構築のコンサルティングを手がけ、 医院様との共創によって、歯科医院の活性化および健全経営に 貢献してきたのかをお伝えしていきたいと思います。 ----------------------------------------------------------------------------------------------- それは、今から約16年前この言葉から始まった… 「松岡さん、これからは予防歯科の時代、 熊谷崇先生のようなシステムを創りたいんですよね…」 前職から独立し、一年が経とうかとした頃であった。 歯科の経営サポートを5医院にて展開していたが、 どの医院も決め手がなく、週に一度の事務長代わりのような仕事であった。 清掃環境、接遇状況、患者様のクレーム対応、スタッフ面談、 院長とのたわいもない会話…こんな仕事ではない、 もっと増患増収に役立つ仕事がしたい! 今思えば“神の声”だったのかもしれない、これをやりなさい! 最初は、リコールシステムを作れば…いや、それも違った。 ハガキをきれいにし、一言コメントを加え、管理体制を強化しても リコール率は上がらない、リコール率では無かった… 要は、定期来院者数を増やすこと、いや虫歯、歯周病に罹患しない人たちを 増やすこと、であれば…僕とF先生とスタッフ達との共創が始まった… 何をすれば、そうなるのか? そうだ、上手くいっている医院様を見に行こう! 日吉歯科にて行われているメディカルトリートメントモデルのコピー、 上手くいっている歯科医院の見学、そして予防歯科と名のつく書籍を読みまくり、 セミナー参加が1年ほど続いた、それでも効果は出なかった。 やはり、できないのかな? と思っていたところに、救世主が現れた! 千葉県柏市で開業されている康本征史先生が来福され、 経営セミナー内で講演されたのだ。 その内容は、私がこの一年追い求めていた答えであった。 セミナー終了後の天神の街の光景は今でも忘れない、輝いていた。 今思えば輝いていたのは街ではなく、僕の瞳だったのかもしれない… ---------------------------------------------------------------------------------------------- 次回以降をお楽しみに…