共創レポート

共創レポート②

共創レポート第2話です。
今回は、松岡に転機を与えてくださった、康本征史先生の講演内容を
少しシェアしたいと思います。

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康本先生は、当時ユニット8台にて診療しておられ、5台が治療用、3台が予防用でした。
定期検診の保有者数を2年間で1,300名つくられた方法をレクチャーしていただきました。

最初の医院案内はスライドだったのですが、肝心なシステム構築の話が始まるや否や、
ホワイトボードによる熱演でした。
この時にボードに書かれた内容は、いまでも私は活用しております。

肝心の内容ですが…

リコールオリエンテーションを患者さん一人一人に行うという手法でした。

それまで、リコールオリエンテーション(福岡予防歯科研究会)の名前は
知っていたのですが、実施内容は違うものでした。

通常、治療終了後に予防に関するお話をするのですが、その案内の際
「今日で終わりました」ではなく、「次回が最後になりますね」と言い伝え、
次回の来院(リコールオリエンテーション)へ繋げる。
そして来院時に体験(PMTC)を通した最終動機付けを行うというものでした。

 

具体的には…

  • 治療終了…1月15日
  • リコールオリエンテーション…1月30日
  • 定期検診の来院(1回目)…3月25日
  • 定期検診の来院(2回目)…6月22日
と今となれば当たり前なのですが、当時は斬新なアイディアで、
クライアント様の医院で導入し、試してみると効果的面でした。

 

それに加え、レセプト件数が少なくアポイントに余裕がある医院様には、
SOTの導入を薦め、短期間でレセプト件数の増加および定期来院者数の増加が実現し、
医院様から喜びの声をいただき嬉しかったのを思い出しました。

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次回は、何にアプローチすれば変わるのかをお伝えいたします。お楽しみに…

共創レポート①

これから数回にわたり、松岡が歯科経営コンサルタントとして、
予防管理型システム構築のコンサルティングを手がけ、
医院様との共創によって、歯科医院の活性化および健全経営に
貢献してきたのかをお伝えしていきたいと思います。 

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それは、今から約16年前この言葉から始まった…
「松岡さん、これからは予防歯科の時代、
熊谷崇先生のようなシステムを創りたいんですよね…」

前職から独立し、一年が経とうかとした頃であった。
歯科の経営サポートを5医院にて展開していたが、
どの医院も決め手がなく、週に一度の事務長代わりのような仕事であった。
清掃環境、接遇状況、患者様のクレーム対応、スタッフ面談、
院長とのたわいもない会話…こんな仕事ではない、
もっと増患増収に役立つ仕事がしたい!

今思えば“神の声”だったのかもしれない、これをやりなさい!

最初は、リコールシステムを作れば…いや、それも違った。
ハガキをきれいにし、一言コメントを加え、管理体制を強化しても
リコール率は上がらない、リコール率では無かった…
要は、定期来院者数を増やすこと、いや虫歯、歯周病に罹患しない人たちを
増やすこと、であれば…僕とF先生とスタッフ達との共創が始まった…
何をすれば、そうなるのか?

そうだ、上手くいっている医院様を見に行こう!

日吉歯科にて行われているメディカルトリートメントモデルのコピー、
上手くいっている歯科医院の見学、そして予防歯科と名のつく書籍を読みまくり、
セミナー参加が1年ほど続いた、それでも効果は出なかった。

やはり、できないのかな?

と思っていたところに、救世主が現れた!
千葉県柏市で開業されている康本征史先生が来福され、
経営セミナー内で講演されたのだ。

その内容は、私がこの一年追い求めていた答えであった。
セミナー終了後の天神の街の光景は今でも忘れない、輝いていた。
今思えば輝いていたのは街ではなく、僕の瞳だったのかもしれない…
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次回以降をお楽しみに…

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