共創レポート

4.経営計画書作成シリーズ(スローガン)

親愛なる皆様、お疲れ様です。
GWの中日、早朝ラウンドを終え昼食を摂り、この原稿を書き始めました。
今日のラウンドでの収穫は、芝生の上からのアイアンショットの感覚です。
インに入ってから、一度シャンク(ロングホールの第3打、残り120Yのパーオンチャンスにて力みました)
したのですが、それから何故?を考え、スイングの軌道修正、
そこからは滅茶苦茶アイアンがキレ始めました。
(16番ミドル:残り150Yパーオン、17番ショート:160Yワンオン、
18番ロング:残り130Yパーオン、しかし全て3パットのボギー…苦笑)
前半はティーショットが、後半はパッティングが悪かったので、スコアは良くありませんでしたが、
なんだか後味の良いラウンドでした。

さて先月末に、経営計画書作成セミナーのフォローアップ講座を開催しました。
第1回目のテーマは「学術向上」でした。
年末の本講座開催まで、折角昨年末に精魂込めて作成した「経営計画書」を実のあるものにしたいと考え、
毎月テーマを変えての開催、日曜日の朝8時から10数名の先生にご参加頂き、
僅か1時間ですが「振り返りとアクションプラン作成のサポート」を行いました。

同じく歯科経営サポートの一環として、コロナ禍に始めた「朝活(オンライン経営相談)」も、
最初は月に4.5件でしたが、最近は多い時で月の半分(10〜15件)は実施しております。
流石に早朝移動の際は対応出来ないのですが、
60歳を目の前にし、将来の仕事のカタチになるのではないかと考えております。

ということで、今年のこのメルマガのテーマも「経営計画書作成」でした。
2月:理念
3月:ビジョン
4月:ビジョン続編・重点目標
今回のテーマは「スローガン」です。

スローガンとは、以下の通りです。
「団体や運動の主張や目標を強く印象づけるために,効果的に要約した文章。標語。」
※標語…主張・信条や行動の目標、指示内容などをわかりやすく簡潔に言い表した語句。

私は、このスローガンが大切だなと感じたのが、
以前、工藤公康氏がソフトバンクホークスの監督時代、日本一になられた際の勝利監督インタビューにて、
このように仰られたのを記憶しております。
「こうして日本一になれたのも“ワンダホー(ワンダフル・ホークス)”というスローガンの元に、
選手、スタッフ、ファン…一丸となって戦えたからです!」
一つの言葉で一丸となる、皆の気持ちが奮い立つ、理想です!
ラグビーの日本代表チームであれば、
・2019年「ONE・TEAM」
・2023年「OUR・TEAM」
サッカーの日本代表チームであれば、
・2022年「新しい景色を2022」
・2023年「夢への勇気を」
さて、WBC日本代表(侍ジャパン)のスローガンは、何だったのでしょうか?
調べてみました…何故か、わかりません(苦笑)。ご存知の方、教えて頂けますか?
ちなみに、弊社マクロンであれば、第23期は「One&Only(唯一無二の存在へ)」

ご参考までに、クライアント様のスローガンは…
・知好楽の「楽」
・皆華
・不易流行
・凡事徹底
・利他の精神
・前進全霊
・人材増強
今年は、何故か漢字が多いです。(例年は横文字ですが…)
年末の経営計画書作成に向けて、今から考案し、準備しておくのも一案だと思いますが、
如何でしょうか?作成のポイントを調べましたので、下記に記載します。

【スローガンを作成するときの基本ポイント4つ】
① メッセージ性
② 分かりやすい表現を心がける
③ 誰に伝えるのかを考える
④ 盛り込みたいキーワードを選別する
スローガンは企業の本質が表れるからこそ、質の高いものになるよう工夫する必要があります。
そんなスローガンを作成する際のポイントを解説します。 

① メッセージ性
大手企業はスローガンの作成を外注する場合もあります。しかし社内で考えれば、
「従業員が売上貢献への意識を高める」
「日ごろ忘れがちな企業としての取り組みやアイデンティティの再確認ができる」
といった効果も期待できます。
最初から1つの正解を見つけようとするのではなく、
アイデアを出しながら複数の単語をピックアップし、候補をつくります。
時間をかけて検討すると「企業として消費者に伝えたいこと」が鮮明になってくるはずです。

②分かりやすい表現を心がける
スローガンは企業のブランディングにつながるため、会社の「顔」ともいえます。
「今後、企業をどのような方向性に導いていきたいのか」
「企業が今進めたい方向性は何か」を盛り込んだメッセージの作成が重要です。
その際、誰でも理解できる分かりやすい言葉や表現にするよう意識します。
内容がどんなに優れていても難しすぎて受け取り側が理解できなければ、
インパクトが薄れますし、価値も半減してしまいます。

③誰に伝えるのかを考える
スローガンを作成する前に、まずそのスローガンは顧客・取引先・従業員など、
誰に対して向けられたものであるのかを認識して取り組みます。
スローガンはメッセージ性の強いもの。そのメッセージの受け取り手を明確にします。
相手が誰かによって企業としての向き合い方は異なるので、
企業にかかわるすべての人に向けてのスローガンを考えるのは非常に困難です。
しかし相手が明確であれば、スローガンの方向性もおのずと決まってきます。

④盛り込みたいキーワードを選別する
スローガンに使用するワードを選別する際は、前向きでポジティブな言葉をピックアップします。
企業としてのポジティブな姿勢が伝わるような言葉を選ぶと、
受け取り側の心に響きやすくなり、印象にも残ります。
またメッセージ性の高いスローガンであればあるほど、
前向きなワードを使用すると好感度や支持率の増加が期待できます。
受け取り側が従業員であれば自社に対するロイヤリティが高まり、
顧客であればリピーターの確保につながります。

私のお気に入りのスローガンは…
・トヨタ自動車:「Fun To Drive」
・コスモ石油:「心も満タンに」
・ファミリーマート:「あなたとコンビニ」
・オリンパス:「Your Vision, Our Future…人々の思い、願いをかなえるために」
・NTTドコモ:「手のひらに、明日をのせて」
・サントリー:「水と生きる SUNTORY」
・日清食品:「美味しい、の その先へ」
・ヤマハ:「感動を・ともに・創る」
そして、1番お気に入りが、これです!リンク貼っておきます。
https://www.toray.co.jp/ir/pdf/lib/lib_a393.pdf

アンテナを立てれば、良い情報は入ってきます。
今月は、スローガン考案のアンテナ立てましょう!
次回は「業績目標設定」です。