共創レポート

ライフステージにおける歯科経営

親愛なる皆様、いつも大変お世話になっております。

いつものように、第2水曜日博多の午前8時、スタバにて朝活開始。
週末に「人事考課制度の説明会」での講演を頼まれておりますので、
スライドの最終確認を終え、この原稿を書き始めました。
いつもと違うのは、事前に宿泊先にて、7時より朝活を1件終えているという事です。

最近(昨年の経営計画書作成セミナー後)、朝活のご依頼が多く、
毎月定期的にPDCAを行われる先生が確実に増えて来ました。
多い時には、週に3件ほど…

早朝に移動がない限りは、オフィスに7時30分までに出社しますので、
この投稿をご覧になり、ご検討していただければ幸いです。
朝活されている先生(医院様)は、確実に成長発展しておられます。

先週伺いました医院様にて、嬉しい出来事がありましたので、まずはそこから書かせていただきます。
その医院様は、かれこれ15年前からの顧問先なのですが、

・ユニット台数:4台
・スタッフ構成
歯科医師:1名(60歳代)
歯科衛生士:3名
歯科助手:3名
・1日来院者数:30〜35名
・レセプト件数:約400件
・定期検診数:約200件
・月間医業収入:550〜600万円

ユニット4台モデルの理想形です。
当時は、レセプト件数200件弱だったのですが、予防管理型システム構築後、
目標管理ミーティング、経営相談を継続し続け、上記の業績となっております。

この医院様を何故ご紹介したかというと、とにかく院内の雰囲気が良いのです。
・スタッフ達の顔が明るい
・表情がとても良い
・患者様との関係性が良い
・もちろん院長との関係性も良い

先日のミーティング時にも、取引先の銀行様から、
ユニットの点検にお見えになられた業者の担当様から、
そして患者様からもお褒めをいただいたと、
院長よりスタッフに対してお礼の言葉があります。
私自身もとても良い空間と時間を過ごせます。有難い限りです。

では、なぜそのようになったかと言いますと…

ズバリ、労働環境改善です!

以前は19時までの診療時間を17時30分までとし、18時までには医院を退出する。
また、水曜日の午後を外来は休診とし、交替で院長と共に訪問診療に同行する、
というシステムにしました。
ついでに言わせて頂ければ、人数に余裕があるので、有給取得(月に1度ほど)も容易にできます。
働く環境、つまり労働環境が良くなると、医院の雰囲気も良くなるのですね…

ただし、これは院長の年齢、診療方針によって変わるべきだと思います。
ご紹介している院長先生は、すでに御子息が歯科医師の道を歩み始め、御令嬢も自立しておられます。
つまり教育費が全く必要ない、また将来の後継者も出来ている状態です。

つまり、何が言いたいのかと言いますと、
人生設計、ライフステージにおける歯科経営が大切であると言いたいのです。

現在、私のクライアント様が約40件
・70歳代:1名
・60歳代:10名
・50歳代:10名
・40歳代:15名
・30歳代:4名

となっており、10年後はクライアント様の高齢化が現実となり、
私自身も含めて「エンディングを考えた歯科経営」に転じる必要性を、
この原稿を書きながら改めて考えさせられます。

具体的には、事業継承となるのですが、
・時期は?
・それまでに、どのような状態(ビジョン)にしておくのか?
・継承後の人生は?

私自身も、先日の弊社ミーティングの終了の際、スタッフ達から
「社長は、いつまで頑張れるのですか?」と聞かれました。
「65歳から70歳までは大丈夫!」
スタッフ達からは、
「私達は、その先どうすれば良いのですか?」
「それまでに、松岡不在のマクロンを皆で力を合わせて創ろうね」と答えたものの、
上記のことを日々真剣に考えるようになりました。

現在56歳、60歳までに先の目処を立て、
65歳までに「スタッフ達の明るい未来創りのために、松岡不在のマクロンを共創する」
この原稿を書きながら決意が、強い意欲が湧いて来ました。
有難う御座います!

先生方も、これを機に「エンディングを見据えた歯科経営」
じっくり考えて見られませんか?

追記
そういえば、私自身以前、「10年後の歯科経営を考える」というタイトルにて九州各地にて、
セミナー開催しておりました。
その時にご参加して頂いた先生方が、現在のクライアント様の多くを占めております。
今一度、この時点での「10年先の歯科経営を考える(return)」の開催を検討してみようと思いました。