共創レポート
実績レポート①
- 2020年03月18日
- 共創レポート
前回までは、コンサルティングの現場で行っている
「予防管理型システム構築」「目標管理ミーティング」についてお話ししてきましたが、
今回から「成果事例」についてお伝えしていきます。
皆様の医院の業績向上のヒントになれば幸いです。
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開業5年目
開業地:福岡県福岡市近郊ベッドタウン
歯科医師:2名(ご夫婦)
歯科衛生士:6名(パート1名含)
受付助手:1名
ユニット:5台(当時は4台)
サポート開始:平成29年6月(開業約一年、現在コンサルティング進行中)
サポート内容:予防管理型システム構築、目標管理ミーティング、経営相談
コンサルティングのきっかけは、開業後約一年たつが、何か今一つ患者数および売上も伸びず、
自分のやりたい医院運営ができてなく、モヤモヤ感があるとの事で、
弊社が顧問している医院様(元の勤務先)を訪れられる。
予防管理型システムの構築を目指し、弊社開催の「予防管理型システム構築セミナー(全6回)」
に院長お一人で参加、1回目の参加後、先ほどご紹介した顧問先医院様の懇親会にご夫婦で
参加しておられ、奥様が偶然にも私の隣の席にてご挨拶
副院長:「今日は主人がお世話になりました。」
松岡:「何故奥様(副院長)はお出でになられないのですか?」
続けて「院長お一人で来られても、多分何も変わらないですよ」
「えっ」というお顔されたのを今でも鮮明に覚えております(笑)
副院長:「どうすれば良いのですか?」
松岡:「副院長が一緒に受講されるか?同じ内容を院内で開催するか?ですね」
翌週、副院長から追加のお申し込みがあり、2回目から受講されました。
ここからが凄かった。
セミナー終了後、ご来場者のお見送りを済ませると、ご夫婦で私を待っておられ、
「有難う御座いました。是非院内でのご指導(コンサル)をお願いします。」でした(早・凄!)
当時私が空いていたのが土曜日の夜しかなかったので、そこで日程調整し、
初回のヒアリングを行い、現状の問題点とその改善策、今後のビジョンを3人で描きました。
その時の状況がこちらです…
▶今回のご依頼の主旨
◇医院活性化、一体感創り
◇予防管理型システムを構築し、定期検診の来院者数を増やしていきたい
▶現状
◇ユニット 4台(5台スペースあり)
◇スタッフ構成
・歯科医師 2名(ご夫婦)
・歯科衛生士 4名(正社員2名、パート2名)
・受付助手 1名
◇医業収入
・保険 300万円
・自費 50〜100万円
・物販 3〜4万円
◇レセプト件数 250件前後
◇新患数 40名
◇定期検診数 30件
◇予防移行率 平成29年6月に調査(約40%)
▶今後の目標
年度 | 医業収入 | レセプト件数 | 定期検診数 |
2017年 | 6,000万円 | 300件 | 100名 |
2018年 | 6,600万円 | 350件 | 150名 |
2019年 | 7,200万円 | 450件 | 250名 |
2020年 | 7,800万円 | 450件 | 250名 |
2021年 | 8,400万円 | 500件 | 300名 |
最終目標 | 9,600万円 | 600件 | 360名 |
▶今後の取り組み
◇医業収入を今年中に500万円を常時超えること
◇そのために、スタッフ数が揃うまでは「自費カウンセリングの強化」
・カウンセリングコーナーの活用(デスク変更)
・補綴コンサルティングの強化(選定、説明、管理)
◇雇用促進のため
・診療時間の変更(〜18:30)
・木曜日を休診にし、週休二日制度にする
◇スタッフ体制の整備
・歯科医師 …常時2名
・歯科衛生士…常時3名
・受付助手 …常時1名
・歯科衛生士の雇用(平成30年春の新卒)
初回ヒアリングは、必ず今回のご依頼のポイント(歯科でいえば主訴)の確認を行い、
ユニット台数、スタッフ構成を確認し、理想と現実のギャップ(差異)を確認します。
そして何が原因で、うまく行っていないのか、何を改善すれば良いのかを思案し、
改善案を提案します。主訴の改善が上手くいけば信頼していただけますので、
その後のこちら側からの提案をしっかり実践して頂けます。
実践すれば必ず結果は出ますので…
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この実践内容に関しては、次回以降にお伝えします。