共創レポート
新卒歯科衛生士の育成手法
- 2021年11月25日
- 共創レポート
親愛なる皆様、今年も早いもので、あと2ヶ月となりました。
丁度、新しい月が始まった本日11月1日(月)、夕方の仕事前に、
クライアント様近くのスタバにて、この原稿を書き始めました。
先月は、歯の痛みもあり、QOLが低下し、1週間ほど食事が十分に出来なかったので、
体重減少(約2Kg)、現在は、痛みもなく食事も取れておりますが、体重は維持しております。
今月末に控えております、一年を締め括る大イベント(私の中では)
「経営計画書作成セミナー」へのご参加も多数頂き、日々スライドチェックに励んでおります。
(今回は、初のオンライン開催なので、スライドをいつも以上に充実しておかないと思っております。)
そういえば、先月嬉しい出来事(報告)がありまして…
採用(面接)のお話です。7月に開催致しました「人強セミナー(採用編)」にて、
お伝えした「履歴書の見方、面接の手法」、採用における良き判断基準ができ、
現在の採用にとても役立っているとの事でした。
先程も、今回のセミナー受講後、即「給与システム構築、カラー求人票作成」ご依頼の先生より、
歯科衛生士専門学校から3名の見学申し込みがあったとの事、成果創造をサポート出来、嬉しい限りです。
やはり、行動こそ真実!
学びを実践(行動)に変えていくと成果を創れるのですね…
さて、今回のテーマは「新卒歯科衛生士の育成手法」
この春、新卒歯科衛生士3名の採用に成功された医院様より、育成システム構築のご依頼を頂きました。
そこでの取り組みをご紹介したいと思います。
実は、その前の年、新卒歯科衛生士を4名雇用し、育成したクライアント様の事例を参考に構築しました。
その名も「親子制度」。
このクライアント様は、前年も新卒2名が入所したのですが、成長に差が出来てしまい、
残念ながら1人が退所という状況となり、次こそは、全員3〜5年勤めていただこうとプロジェクトを組み、
発足したのが「親子制度」です。
トレーナーが母親、メンターがお姉さん、という具合に3人一組で、育成していくというシステムです。
このクライアント様の成果ですが、4人の成長速度にバラツキこそありましたが、
入所後1年、誰1人辞める事なく続けてくれていますので、一つの成果が得られましたので、
これを参考にしようと思った次第です。
トレーナーが指導し、メンターが相談役、サポート(フォロー)を行うというカタチです。
入所の3ヶ月前から、まずは院長先生と育成計画を立て、チーフに相談し、
トレーナー3名、メンター3名の選出を行いました。
次に、業務リスト・育成カリキュラムの見直し
そして、育成時間の確保
さらには、週に一度の検証改善の時間確保、
贅沢にも…Officeツグミの歯科衛生士育成トレーナーである金子優子が、月1回訪問し、
新人育成研修会(全6回)を行っております、そこにもメンターが同席しております。
最後に、付け加えますと…
週に1度は、院長先生が自ら新人3人との会談の時間(約30分間、メンターも同席)を取り、
医院理念・方針、医療倫理観などをお伝えになられております(現在進行形)。
先日、入所半年を機に、私自身が、
基礎資料収集(X線写真撮影10枚法、口腔内写真撮影5枚法、歯周病精密検査)のテストを行ったのですが、
3人とも手際がよく、スピードも申し分ありませんでした。
あと今後の課題は規格性ですね…
他の業務(患者誘導、接遇、バックヤード、診療アシストなど)も十分にこなし、
これからの半年間で、歯科衛生士業務(口腔衛生指導、歯周治療、予防管理、カウンセリング)などを
指導、育成、習得していく予定になっております。
今回、この育成システムを投稿しようと思いましたのが、新卒歯科衛生士が入ったが、
・なかなか育たない
・伸びが遅い
・すでに辞めてしまった
などの声を聞きますので、少しでもその様な医院様のお役に立てればと思ったからです。
大事なことですので、繰り返します。
①トレーナー、メンターの選出
②業務リスト、育成カリキュラムの整備
③育成時間の確保
④週に一度の検証改善の時間確保
⑤院長先生との会談の時間を持つ
こうして書いております時に、偶然にも今年入った歯科衛生士の伸びが悪いので、
アイディアが欲しいというメールが(出来過ぎですね…)
このメルマガを見て頂くようにと返信しました(笑)。
それでは、今年もいよいよあとわずか、体調管理に気をつけて、良き1年を締め括りましょう!
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