共創レポート

【5】プロジェクト・ワン

親愛なる皆様、お疲れ様です。
日中は暑いですが、朝夕はまだまだ少し肌寒い出張先の福岡です。
昨晩は、元クライアントの先生の勉強会(成果事例の発表)に参加し、有意義な時間を過ごせました。
宿泊先のホテルにて朝活を終え、原稿を書き始めました。

6月に入り保険改定も行われましたが、思ったより混乱のない中でのスタートとなりました。
その保険改定のお陰なのですが…
「か強診」が「口管強」に変わるという事で、
弊社制作の口腔機能管理シリーズ(機能低下症・小児発達不全症)のリーフレット販売が好調です。
準備しておいて本当に良かったです。

前回、新卒DHとの関わりをお伝えしましたが、残念な事に退職者が現時点で2名出てしまいました。
しかも退職代行業者からの連絡でした。
これをやられたら、何がいけなかったのか検証の仕様がありません。
かなり困った時代になってきました。
しかし、このような時代にも対応、適応していかないといけませんね…

昨年の「採用実践共創塾」に続き、
今年は「PJ・One(プロジェクト・ワン)」を開催しておりますが、進捗状況の報告です。

各医院様、4回目ともなるとかなり良いカタチに仕上がってきました。
毎回進捗状況を全医院様の前で、約5分間シェアして頂いておりますので、
他医院の取り組みも参考になり、モチベーションも高まっておられます。
前回の4回目は、ミーティング運営の手法(ポイント)を私の方からお伝えしました。

【ミーティング運営のポイント】
・事前準備を怠らない(レジュメの作成)
・目的、目標(ゴール)の共通認識をもつ
・時間管理(基本的に30〜60分以内で行う)
・進行役(ファシリーテーター)、記録係を決める
・全員が発言できる雰囲気作り
・議事録をとる
・決定事項は可視化する(毎週確認する)

プロジェクト・ワンに関する進捗確認ミーティングは、以下の通り行います。
※レジュメの作成(今回は、私が準備)

【タイムスケジュール】
・オープニング:プロジェクトの「テーマ・主旨」を明確にする
・目的、目標の記入と共有 :〜5分
・振り返りの記入:〜10分
・ディスカッション(検証・改善):〜10分
・今後の取り組みを決める :〜5分

次回が、各医院の発表(実践・成長成果事例)となりますので、
実際どのような発表をすれば良いのか、発表課題をお伝えしました。

【発表課題】※約10分間の発表
①医院紹介(基本情報、プロジェクトメンバー名)
②今回の参加目的
③プロジェクト(テーマ、目的/目標)
④達成のシナリオ(取り組み、役割)
⑤成長、成果(結果)
⑥今後の課題・取り組み

その後、私がプレゼンのデモを行いました。

①医院紹介
・マクロンデンタルクリニック
・熊本市中央区水前寺にて開業(24年目)
・医院コンセプト「より美しく・より快適に」
・ユニット5台(治療:2台、予防:3台)
・スタッフ構成(歯科医師:1名、歯科衛生士:5名、歯科助手(受付):2名)
・PJメンバー:院長、下田(チーフ)、荒木、竹田

②今回の参加目的
・今年の医院目標の最重要項目の達成、実現のため
・医院活性化、一体感創り、幹部育成、成功体験の共有

③プロジェクト:口腔機能管理システム構築
・目的:定期来院者(高齢者)の健康長寿実現のサポート
・目標:口腔機能管理システムの構築(年内に、機能検査、機能訓練を実施し、回復・改善症例を創る)

※口腔機能管理システム
・症状確認/問診
・機能検査(7項目)
・診断、管理計画書の作成
・説明、動機づけ
・機能訓練(5項目)
・再評価(3ヶ月に1回)
・回復、改善

④達成のシナリオ
・タイムスケジュール(3つの期間:準備、実施、評価)の作成
《準備》
〜3月末まで、準備期間
・2月:検査機器の購入
・3月:機能検査・訓練のトレーニングとテスト

《実施》
4月から、対象患者へのアプローチ、機能検査・訓練を開始する
・4月〜:対象者選定、案内開始
・5月〜:機能検査、訓練開始

《評価》
後半(8〜9月)に再評価を行い、成果(回復・改善事例)を創る
・8月〜:再評価検査、回復・改善の確認

⑤成果報告
・対象期間:令和6年4月〜9月
・案内、問診:60名
・機能検査:36名
・診断、口腔機能低下症:20名
・機能訓練:20名
・再評価検査:12名
・成果事例:回復6名、改善4名、維持2名

ということで、目標達成(回復・改善事例)!
プロジェクトワン(口腔機能管理システム構築と成果事例を創る)は、成功をおさめました!
次は、目的達成(健康長寿サポート)です!

※補足
・購入した検査機器(水分計ムーカス、健口くんハンディ、舌圧計、グルコセンサー)
・購入した管理ソフト(メディック社制:オーラルレオズ)
・購入した説明用ツール(マクロン社制:リーフレット)
・医院見学(K歯科:福岡県筑豊地区)
・研修会/ミーティング:週に一回(月曜日午後一番:30〜60分)

《成功の要因》
・目的、目標を明確にし、共有できた
・達成のシナリオを描くことができた
・明確なタイムスケジュール
・役割分担、進捗確認がしっかりできた
・下田チーフのリーダーシップが発揮されていた
・プロジェクトメンバーが主体的に動いてくれた
・皆が「出来る!」とプロジェクトの成功を信じていた
・他の参加医院様の取り組みに刺激を受けた
・講師のお話が良かった
・セミナー運営が良かった

⑥今後の取り組み
・もう一つの口腔機能管理システム「小児発達不全症」に取り組む
上記が落ち着いたら、今回参加されていた医院様を参考に…
・カウンセリングシステム再構築
・スタッフ育成システム構築
・口腔衛生管理システム構築
・ホワイトニングシステム導入
勿論その間、勤務するスタッフが全体勝利となる「全体勝利、エールプロジェクト」
結果として、医業収入最高更新プロジェクトを進めていきたいと念います!

次回(第5回目)の開催は10月となります。
それまでの取り組みを見守りながら、発表を楽しみにしてまいります。

それでは、また来月号で…
来月は、スタッフのスタッフによるスタッフのための発表会「成貢皆」について、少しお伝えできればと思います。